「一度しかない人生なのに、なぜ初めから汚され、心を殺されたまま生きていかないとならないのですか」。広島市の40代女性会社員は、子どもの頃に父親から性的虐待を受け、今も後遺症に苦しむ。被害者の人生に深刻な影響を与え「魂の殺人」とも呼ばれる性暴力。「許すわけにはいかない」。女性は30年以上閉ざしてきた過去と向き合い、法廷で70代の父親と闘う決意をした。(共同通信=小作真世) ▽よみがえる記憶 父親と2人きりの部屋で再生されるアダルトビデオの映像。ひざの上に座らされ、下着を脱がされ、触ってくる指。初めて性行為をされたクリスマスの夜。死ぬかと思うほどの痛み。3年前、運転中に女性の脳裏に次々とよみがえってきたのは、ふたをしていたはずの父親から受けた性的虐待の記憶だった。 女性は保育園の頃から10年近く、父親から日常的に性的虐待を受け続けた。母親は父親の女性関係が原因で精神を病み、きょうだいからは暴力
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