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ブックマーク / blog.livedoor.jp/lalha (10)

  • コードレビューについて : 小野和俊のブログ

    伊藤直也さんが「些末なコードレビュー」というエントリを書いて話題になっている。このエントリで伊藤さんはコードレビューの話と、はてなJavaScriptの話と2つの話題に触れている。前者のコードレビューについてはアプレッソでは8年ほど前から「コードレビューを通っていないコードはコミット不可」というルールですべてのソースコードに対してコードレビューを必須にしてきた関係で私も思うところがあるので、エントリを書いてみようと思う。 伊藤さんが例示しているように、インデントやreturnの省略などの話は好みの問題であり、議論してもソフトウェアの改善につながらない。なのでコードレビューでこうした宗教論争が起こるようなら、コーディング規約を見直すべきだ。「無駄に悩んだり議論したりすることを減らす」ことはコーディング規約の主たる効果のひとつだと言える。 コードレビューに慣れないチームが、何の考えもナシにコ

    コードレビューについて : 小野和俊のブログ
    Tomohiro
    Tomohiro 2014/03/19
  • 人生のパフォーマンスチューニング : 小野和俊のブログ

    プログラマーはソフトウェアを開発する際、無駄な処理や非効率的な処理を極力排除しようとする。この意味においてプログラマーは処理の効率化の専門家であると言える。ならば私たちプログラマーはソフトウェアだけでなく、自分自身の人生についてもパフォーマンスチューニングできるはずだ。 プログラムでしばしばパフォーマンスのボトルネックになるのは、「ループの中の処理」だ。例えば10万行10列のデータを1列ずつ処理していくようなループ処理の中身を1ミリ秒速くすれば、全体で約16分の速度向上が見込める。 人生においても、実行頻度の高い処理はパフォーマンスチューニングの効果を得やすい。 例えば職種を問わず毎日2回ずつ実行される処理として、通勤がある。通勤のチューニングにより、営業日が月に20日だとして、もし通勤を片道30分短縮できれば、月20時間の時間を得ることができる。具体例として私の場合、「通勤を徒歩10分以

    人生のパフォーマンスチューニング : 小野和俊のブログ
    Tomohiro
    Tomohiro 2013/12/13
  • UX/UIデザインガイドライン : 小野和俊のブログ

    このところ、アプレッソの中でも、MIJS製品技術委員会でも、自分たちのソフトウェアのUX/UIをブラッシュアップしていくためにどんなことができるのかをディスカッションしている。 UX/UIデザインガイドラインとして各社の推奨する指針をまとめたものがWebで公開されているので、プログラマーであれデザイナーであれ、ソフトウェアの画面設計に何らかの形で携わるのであれば、基礎知識として主要なものには目を通し、プログラマーがデザインパターンの用語で手短にコミュニケーションが取れるのと同じように、「ここは○○ガイドラインの△△パターンを使うのはどうかな?」というような会話ができるようにしていきたいと思っている。 ■ Apple ・アップル ヒューマンインターフェースガイドライン ・iOSヒューマンインターフェースガイドライン(PDF) ・iPadヒューマンインターフェースガイドライン(PDF) ■ M

    UX/UIデザインガイドライン : 小野和俊のブログ
    Tomohiro
    Tomohiro 2012/04/13
  • 「アドバイス」について考える : 小野和俊のブログ

    アドバイスというのは他の人に対する助言なわけだから、基的にはそれなりにありがたく受け止められるはずのものなのだが、世の中にはあまりありがたくないアドバイスというものがあり、その原因は、人が自覚的かどうかは別として、裏側にアドバイス以外のものが隠れていることが多いように思える。 人生における何らかの意味での先輩が、後輩に対して、アドバイスという形で、過去の苦労や輝かしい実績や知識といったものをひけらかしたい欲求を満たす。 2. 注意する側にまわる喜び 自分が規範とする尺度で見て許せない行為に遭遇した場合に、そういうことはやめた方がいいのだという一般化した物言いで、自分がこれまでに人から言われてきたことを別の人間に対して指摘し、自分も注意できる側に回ったのだという、規範内における勝者としての立ち位置を確認する。 3. 負けていないことのアピール 学生における学業の成績や、スポーツ選手におけ

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  • IT企業の経営者として、不景気だとしても守り続けたいこと : 小野和俊のブログ

    「この不景気ですから」という言葉が 挨拶の常套句として定着しつつある今日この頃、 昨年末の時点では、今回の不景気はアプレッソにはあまり影響がなさそうに 見えていたものの、昨日、四半期に一度の全社でのキックオフミーティングで 営業の人たちの発表を聞いて、やはりある程度意識していかなければならないな、 と感じた次第である。 そんな中で、もしこれから不景気が自分の会社にも影響を及ぼした場合にも、 こういうことは守り続けたい、と思うことを、エントリにまとめようと考えた。 とりわけ不景気な情勢の中では、「企業は利潤追求団体である」という前提の元に、 取りかかろうとしていることが収益を生み出すものなのかどうか、 ということについて重点を置いて物事を考えがちになるのではないかと思う。 ちょうど昨日知った二宮尊徳の言葉で、 「道徳を忘れた経済は罪悪であり、経済を忘れた道徳は寝言である」 というものがあるそ

    IT企業の経営者として、不景気だとしても守り続けたいこと : 小野和俊のブログ
  • 小野和俊のブログ:プログラマー風林火山

    アプレッソというベンチャー企業の CTO を務めて6年と2ヶ月になる。変化の激しいベンチャーに比較的長い期間身をおいていたので、社内外のいろいろなタイプのエンジニア仕事をしてきた。 あるエンジニアが参加することで開発チームが短い期間で大きく変わったこともあったし、開発チームのメンバーが15人いた頃よりも、お互い補い合えるエンジニアが5人くらいの頃の方が成果が出たりすることもあった。 そういう経験を重ねていくにつれ、私の中では、スターエンジニアと呼べる人たちの持っているものについての、いくつかの類型ができてきている。今まで一緒に仕事をしていく中で当に心強かったのは、最近エンジニアのキャリアパスの議論でよく言われるような財務のわかるエンジニアとか営業もできるエンジニアではなく、あるいは人と異なるユニークな能力を身に付けようとしているエンジニアでもなかった。ではどういうエンジニアが、というこ

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  • 小野和俊のブログ:そして、ペア・プログラミングが始まる

    ここ数日、私はずっとペアプログラミングをしている。 ペアプログラミング自体は、これまでに何度も経験したことがある。 しかし今回の試みが今までと違うのは、 一日中、ペアプログラミングしかしないという点である。 1セット1時間半、15分の休憩を入れて、 ドライバーとナビゲーターを交互に入れ替えて毎日4セットやる。 このところ、これを何日も続けている。 こうやって、ある程度ストイックに続けてみることで、 わかってきたことがある。 それは、ペアプログラミングにはメガトン級の破壊力があるということだ。 プログラマーは絶えず誘惑にさらされている。 調べ物でウェブを見たついでに何時間もネットサーフィンしてしまったり、 考えたことをメモするついでに2時間かけてブログを書いてしまったり、 仕事の用事で知人に IM したついでにしばらくだべってしまったり、 Twitter に書き込んだついでに Friends

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  • 小野和俊のブログ:人月ビジネス、プロダクト、ウェブのサービス

    IT 系の会社の経営者の方と話をしていると、 人月ビジネスをやめて、パッケージやサービスに移行したいという話をよく耳にします。 しかし、半年か一年経ってその後どのようになったのかを聞いてみると、 パッケージやサービスの開発プロジェクトが立ち上がるところまでは行ったものの、 結局は中途半端なものにしかならず断念したという話が多く、 事業内容をスムーズに移行することができたという話はあまり聞きません。 このようなビジネスの転換がうまく行かないケースには、 いくつかの共通点があるように思えます。 第一の関門は、経営陣が、まったく異なるビジネスに対して、 考え方を切り替えられるかどうかという点にあります。 パッケージやサービスのビジネスというのは、基的に先行投資のビジネスです。 まずソフトウェアを完成させるまでに時間がかかり、 次にソフトウェアが世の中で認知されるまでに時間がかかり、 認知されて

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  • アジャイルレトロスペクティブズ - 強いチームを育てる「ふりかえり」の手引き : 小野和俊のブログ

    アジャイルレトロスペクティブズ』読了。献感謝。 GoFがデザインパターンの教科書であり、XPがソフトウェア開発の手法に関する教科書だとすれば、書はチーム開発における「ふりかえり」の教科書であると言ってよいのではないだろうか。 書では、「ふりかえり」に関するパターンが50近く紹介されているのだが、一つ一つがとても実用的かつユーモラスにまとめられている。 書で紹介されている方法はゲーム的で、模倣可能で、隠れてしまっている改善へのヒントを引き出すものとなっている。 以下、おもしろかったものをいくつか、コメントを交えて。 ■ アジャイルレトロスペクティブなチーム まずいきなりインパクトがあるのが、アジャイルレトロスペクティブなチームの会議の例。一見何ともない普通の会議に思えるが、この箇所だけ見ても、明確なゴールと時間の設定、冒頭に全員に発言させる点など、参考になる点がいくつもある。

    アジャイルレトロスペクティブズ - 強いチームを育てる「ふりかえり」の手引き : 小野和俊のブログ
  • 小野和俊のブログ:総務省「事業計画作成とベンチャー経営の手引き」がすごい件

    ベンチャー支援をしている知人から、総務省のプロジェクトでこんなんつくりましたということで、「事業計画作成とベンチャー経営の手引き」という資料が送られてきたのだが、これが無料で配布されている資料とは思えないほどの非常に充実した内容で、いつか会社を始めるかもしれないと思っている人にはきっと役に立つだろうと思ったのでブログで紹介したいと思う。 冒頭に下記のように宣言されているだけあって、その内容は実に生々しい。 説得力ある合理的な事業計画」をどう作成し、日々の経営にどう活かすのか、相談相手の少ないベンチャー経営者の参考にしていただくこと、指針を少しでもご提供することを意図している。こういった努力の結果、日から急成長ベンチャーが1社でも多く生み出されることを強く祈願したい。 P.5 総務省 ICTベンチャー向け事業計画作成支援コースの意義 より 事業計画作成について詳しく記された書籍は10年来多

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