April 9, 2016 | Architecture, Culture, Design, Travel | casabrutus.com | text_Naoko Aono photo_Kunihiro Fukumori 〈竹中大工道具館〉に行ったことがありますか? ニッポンの美しい木の建築を生み出してきた、棟梁の秘密を体験できるミュージアムです。今回は特別に、館長の赤尾建藏さんが館内を案内してくれました。 1984年に開館した〈竹中大工道具館〉。そのルーツは今から60年ほど前にさかのぼる。その頃、電動工具が急速に普及し「このままでは伝統の大工道具やそれを使った大工の技が途絶えてしまう」という危機感が広がったのだ。そこで苦労して日本全国から大工道具を集めて開館したのが本館だ。2014年には現在の場所に移転、新しい建物でより展示も見やすくなった。 現在の〈竹中大工道具館〉の設計ももち
去る12月21日、阪急電鉄及び阪神電鉄は、神戸市の「三宮駅」を「神戸三宮駅」に改称した。「神戸市の中心街最寄りの駅なのに、“三宮”という駅名では観光客に分かりづらいのではないか」という地元商工会などの意見を受けての処置である。 さて、三宮にはJR「三ノ宮駅」もあるのだが、こちらの駅名は変更されない。また、三ノ宮から西へ進んだところにJR「神戸駅」が存在する。JRの駅で、しかも都市名が冠されたこの駅名を見ると、関西圏外の人は、神戸市の中核をなす駅という印象を抱くだろう。 ところが実際には、神戸市役所も、大手百貨店やショッピングモールも、三宮界隈に立地する。JR神戸駅に至っては、明らかに中心街から外れた立地である。なぜ、神戸の中心街でもないところに「神戸駅」が存在するのだろうか? 兵庫港開港と外国人居留地 神戸市が近代都市として発展する端緒となったのが、幕末の兵庫港開港と、それに伴う外国人居留
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