大空を舞台に華麗な曲技飛行を繰り広げる航空自衛隊のアクロバットチーム「ブルーインパルス」は有名だが、山陰地方の空自基地に“レッドインパルス”が配備されているのをご存じだろうか。一糸乱れぬパフォーマンスで見る者をくぎ付けにし、拍手喝采を浴びる隊員たち。ただ、ブルーインパルスとちょっと違うのは、操縦するのがマッハ0.9の「T-4」ではなく、変速ギア付きの折り畳み自転車であること。そう、レッドインパルスとは、隊員たちによる自転車アクロバットチーム。空自なのに航空機が配備されていない高尾山分屯基地(松江市)に所属する“精鋭部隊”だ。翼を持たない隊員たちだが、大地を縦横無尽に駆け回る魂はアツい。 華麗なフォーメーション、自転車の曲技走行 「もっと右!」「タイミングをそろえて」 島根県北東部、日本海と中海をつなぐ境水道に面した航空自衛隊高尾山分屯基地の訓練場で、松本尚徳・3等空曹(35)の指示が響く。
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く