生命には(1)細胞がある事(2)遺伝子情報がある事(3)代謝(体内に取り込まれた物質を新たな物質に変える活動)がある事の3つの条件があります。 この代謝では必ずエネルギーが使われますが、そのエネルギーの元となるエネルギー通貨のATP(アデノシン3リン酸)を作っているのがミトコンドリアです。しかし、ミトコンドリアは天敵といえる物質「活性酸素」が発生するとほんの数秒で壊れます。 活性酸素とは酸素が姿を変えたもので、その性質によりスーパーオキシド、過酸化水素、ヒドロキシラジカル、一重項酸素の4つがあり、一重項酸素以外の3つの生成にミトコンドリアは深く係わっています。 ミトコンドリアはATPを効率よく作るために、化学エネルギーをいったん電気エネルギーに変えますが、この変換時にミトコンドリアには高い電圧がかかります。そして、ある部分の電圧が特に高くなると、電子が漏れ出て酸素と結合するとスーパーオキシ