インフルエンザ その3 前2回に引き続き、今回はインフルエンザ対策を検討します。 前回、前々回はこちら 前々回:もう、見ました?あの張り紙…インフルエンザの〜 前回:インフルエンザの〜 その2 1.ワクチン インフルエンザ感染の予防と感染後における悪化、例えば合併症などの予防のために接種されます。 (1)2つのタイプ 不活化タイプと生タイプがあります。不活化とは病原体は死んでいるという意味、生とは病原体は生きているが毒性を弱めたという意味です。現在、使用されているのは免疫反応は劣るが安全性を優先して不活化ワクチンです。 (2)接種の効果 効果が現れるのは通常、接種してから2週間後、その効果のピークは4週間後、効果持続期間は5ヶ月と言われています。 (3)接種の選択(原則として全ての人) ・接種すべき人 65歳以上の高齢者(罹患による重症化と死亡の可能性が大きいため) 5歳位までの子供(罹患