約60兆個もの細胞の細胞膜に組み込まれたタンパク質の一部は糖の分子として結合し、糖タンパク質として存在しています。 この様な、糖分子のつながり(糖鎖)は細胞表面に向けて出ていて、細胞がコントロールされています。細胞は生存するための原動力として、いつも細胞の外界、あるいは他の細胞と何らかの相互作用を行っています。 細胞は、栄養素の取り込み、古くなった成分の吐き出し、イオンや水の通過などを行っていますが、これからの作用に糖鎖は不可欠な物質です。 さらに、体内で分泌されるホルモンも各細胞膜表面に存在する糖鎖によってキャッチされます。糖タンパク質は一方を細胞外に他方を細胞質に向けて脂質2重層の中に埋まっています。 そこで、細胞膜表面の糖鎖にホルモンが結合すると、その情報は細胞質に向けた部分を介してシグナル分子に伝達されます。多くのホルモンはこの様にして作用を細胞内に伝えています。 この様に整理する
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