朝になると目が覚め、夜がくると眠りに着く様に1日が始まり1日が終わり、そして24時間(地球の自転)を周期として自律神経、内分泌系さらに免疫系などが規則正しく変動を繰り返しています。 この1日(24時間)周期の変動の事を医学用語では「サーカディアンリズム」と呼んでいます。「サーカ」と「ディアン」はそれぞれラテン語で「約」と「1日」の意味で1959年にミネソタ大学のフランツ・ハルバーグ教授が名づけました。 サーカディアンリズムを作り出すシステムは時計機構で親時計が脳の視床下部の神経核にあり、時間細胞がぎっしり詰まり6種類の時計遺伝子が相互に作用し、時を刻んでいます。一方、親時計にある時計遺伝子と同じものが脳以外の体の個々の細胞にあり子時計と呼ばれています。そして、脳にある親時計の指令に従って全身の大部分の細胞にある時計が回り日々の生活を営んでいます。 ところで、サーカディアンリズムはヒトの様な