ブックマーク / finalvent.cocolog-nifty.com (22)

  • [書評]禁じられた福音書 ― ナグ・ハマディ文書の解明(エレーヌ・ペイゲルス): 極東ブログ

    聖書には含まれていないイエス・キリストの教えが存在するとしたら、どう思うだろうか。キリスト教徒なら「そんなのは悪い冗談でしょ。聖書は聖霊の導きで書かれているのです」と答えるかもしれない。だが、聖書に含まれている、イエス・キリストの生涯を記す4つの福音書(マルコ、マタイ、ルカ、ヨハネ)以外に、当のイエス・キリストが語った言葉を収録する別の福音書がかつて存在し、そしてそれが今の聖書に収録されている四福音書よりも真実を伝えるとしたら、どうだろうか? いや、何をもって「真実」だというのかという議論にもなるかもしれない。書、「禁じられた福音書 ― ナグ・ハマディ文書の解明」(参照)は、その問題を質的に扱っている。 訳の表題「禁じられた福音書 ― ナグ・ハマディ文書の解明」は日人に向けてよく練られている。確かに書では、現在のキリスト教からは禁じられた、異端の福音書が議論されている。キリスト

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    U-5 2012/04/08
  • 中国の外貨準備高が日本を抜いたことへのやや妄想っぽい話: 極東ブログ

    先日書いた”極東ブログ: [書評]もう一つの鎖国―日は世界で孤立する (カレル・ヴァン ウォルフレン)”(参照)のことがその後もなんとなく気になっているのだが、その関連で、アジア特に中国の外貨準備高について、先日ラジオで聞いた内橋克人の話がわかりやすかった。そのさわりのメモからファクツを並べてみる。 ポイントは中国の外貨準備高だが日を抜いたこと。日が八千五百億ドルだが、中国は八千五百三十六億ドル(GDPの四割)。しかもその達成速度が速い。この二年間に二倍になった。毎月百八十億ドルの増加。年内に一兆ドル規模に近づく。 中国の外貨準備高増の理由として主に対米の貿易収支による黒字が筆頭でこれが増分の半分を占める。次に対中直接投資(資進出)が三割。投機は一割程度。 東アジア全体の外貨準備高も増加し、世界四兆ドルの外貨準備高の六割がアジアが占める。上位七国が東アジアの国ということで、一九九七

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    U-5 2006/08/11
    Assertiveness Training
  • コメ欄: 極東ブログ: 国民による国民のための国民の政府

    明け方ぼんやりしていていて、ふと、"government of the people, by the people, for the people"の定訳、「人民の人民による人民のための政治」(参照)が誤訳なんじゃないか。なんで「人民」なんだ?と思った。the peopleは、単純な話、「国民」でしょ。 日だと、日国があって、国民がいて、政府がある。で、この、"government of the people, by the people, for the people"というのは、政府というもの性質が、"of the people"国民に所属する、"by the people"国民が運営する(たぶん委託する)、"for the people"受益者は国民である、ということなんじゃないか。 もう随分前になるが、「極東ブログ: 試訳憲法前文、ただし直訳風」(参照)を書いたことがあるのだが

  • 世間知というのは「それは言っちゃだめよ」ということ: 極東ブログ

    マンションの耐震強度偽装問題関連のお題の一つに「誰が悪い」がある。この変奏というか来は別スジなんだけど、民営化志向に問題がある=小泉は悪いぞ、というパターンもある。ま、あるというだけ。 おまえさんはどう考えるのかね、と訊かれるなら、所定の手順で現行法の範囲で悪いヤツというのが決まるのでそれで決めればいいのではないか、というか、民主主義というか自由主義の世界では手順の正統性が正義に近似である云々。で、今回の事件は所定の手順を越えるものがありそうだというなら、そうかもしれない。なのでそれを解決するために政治がある。政治が機能すればいい。緊急の課題は住民の安全ということなんで、リスクを判定して国なり地方自治なりが退避先住居を提供しないといけないのではないかと私は思う。そういう動向があるのか知りたいのだが、わからない。リスクの判定が低いとされているからとも思えないのだが、そこはわからない。自分に

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    U-5 2005/12/01
    直感
  • [書評]プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神(マックス・ヴェーバー): 極東ブログ

    「プロテスタンティズムの倫理と資主義の精神」(参照)、通称「プロ倫」についてなにかを書こうと思うような日が来ようとは思いもかけなかった。「プロ倫」はただ百遍読めばいいのである。 しかし、馬鹿につける薬はないな、プロ倫を百遍読めとばかりも言えないかもしれないご時世でもある。ま、かく言う私自身がその馬鹿の部類でもあろうから、たまに恥をさらしておくのもいいだろう。 とはいえ、このがなんであるかについてはさすがに省略する。ブログを書く手間はあるが、プロ倫を解説する手間はさすがにない。なので、いくつかティピカルなポイントだけ簡単に記しておく。 カルヴァン的なプロテスタンティズムの「神の選びの教義」とは何か これを、「神が現世における人間の努力やその成果によって人間を選別し、勝利者を救済し、弱者を地獄に落とす」と理解している人は、およそ社会学なり現代社会・政治を論じるに足りない。昔なら、岩波文庫で

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    U-5 2005/11/26
    資本家
  • フランス暴動、あれから思ったこと: 極東ブログ

    「極東ブログ: フランスの暴動について簡単な印象」(参照)で触れたフランスの暴動の話題ももうそれほどブログでも見かけなくなった。ニュースでもそれほど見かけないように思う。が、たぶん車を焼き払うといった度の過ぎた悪ふざけはなんの変わりもなくフランスの日常となっているのではないだろうか。そういえば、カトリーナ被害の話題も似たように衰弱したといった印象はある。米経済についてもいろいろ言われたが現状はなぜか好調だ。 グローバル化がもたらす格差や移民がどうのといった議論がすべて虚しかったとも私は思わないが、旧来の左派やリベラルのイリュージョンがだいぶ含まれていたように思う。というか彼らの現実認識と理念の言葉が奇妙な乖離を遂げていたような印象も受けるし、これは言うべきではないかもしれないのだが、これらのイリュージョンは擦り切れた終末論の二番煎じといった趣きも感じられた。 そうしたなか、ああそこまで言う

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    U-5 2005/11/26
    職がなくても若者が生きられることを社会の安全性として必死で維持してきた
  • フランスの暴動について簡単な印象: 極東ブログ

    フランスの暴動について簡単な印象を手短に書いておくのも同時代資料的なブログの意味かもしれない。事件の発端は、先月二十七日パリ郊外セーヌ・サンドニ県で、強盗事件捜査中の警官に追跡されたアフリカ系未成年二人が変電所に逃げ込み感電死したこと。その翌日二十八日、サルコジ内相が二人は追跡されてなかったと表明したことにアフリカ系移民社会が反発し、同日金曜日の夜から移民社会の、主に未成年による暴動が始まった。休日を挟み、十一月の一週には収束すると見られていた暴動は今なお継続して世界的な関心をひく事態となった。しかし、暴動による死者はまだ出ていないようだ。 私は当初それほどたいした事件ではないと思っていた。現在日人は各国で暮らしており現地からのブログを読むこともできるからだ。そうした一例として、ブログ「ujuの日常」の七日付けエントリ”パリ郊外の暴動”(参照)ではバリの状況をこう記していた。 とりあえず

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    U-5 2005/11/07
    暴徒化した若者の多くは、高度成長期のフランスに北アフリカなどから両親が移り住んだ移民の2世、3世
  • 伝統社会的な人間は現代社会において心を病むものではないのか: 極東ブログ

    話は海外小ネタものなので他のブログが取り上げているか、すでに翻訳が出ているかわからないが、今日付のロイター”Trauma common feature of American Indian life”(参照)が興味深かった。 標題を現代日語で訳すと「ネイティブ・アメリカンの生活ではその多数にPTSD(心的外傷後ストレス障害)が見られる」となるだろうか。いや、それはちょっと悪い冗談だ。シンプルに訳せば「アメリカ・インディアンの生活の多数にトラウマ(心的外傷)が見られる」となるだろう。 冒頭も簡単に意訳しておこう。 More than two-thirds of American Indians are exposed to some type of trauma during their lives, a higher rate than that seen in most other A

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    U-5 2005/10/08
  • ラップ口座、だとか、Yay!: 極東ブログ

    昨日だったか朝のラジオを聞いていたら評論家の内橋克人が富裕層目当ての銀行ビジネスの話をしていた。現代日だとどのあたりが富裕層かと思って聞いていたのだが、金融資産で一億円、十億円とかいう話になってきたので、いきなりふーんモードになってしまった。が、そこは社会派内橋克人なので、きっと貧困層がいるのになんだコラ、というオチを想定していると、そうなった。評論家というのも伝統芸能みたいなものである。 カネかぁ、とぼんやり思うことはいろいろあるのだが、うまくまとまらない。そういえばこのところラップ口座の話題とか多かったなとニュースを見直してみると、さらにいろいろ思うが、まとまらない。なので書いてみる。 郵政民営化反対ではトバシまくった日刊ゲンダイがこのあたりは庶民感覚的でちょこっと書いているのをみかけた。”野村証券 最低1億円の金融商品投入へ”(参照)である。 驚きの金融商品が発売される。野村証券が

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    U-5 2005/10/05
    金融資産で一億円、十億円(やはり郵貯はどうでもよくて、あっちはどうでもよくないのだろう。)
  • 極東ブログ: 日本人と進化論

    昭和の時代のことだが、永六輔だったか天皇に和服を着せようと提言していた。日の天皇なのに和服姿というのはないという穿った話だった。宮中儀礼や婚礼の装束も和服のうちでもあろうが、いわゆる和服ではないだろう。天皇の着流しなどは想像もつかない。天皇家は諸事欧風である。日常の事には和も当然あるだろうが、かしこまった席では欧風と決まっているはず。明治時代が作り出した日というのはそういうハイカラなしろものなのだが、平成も十七年にもなるとなんとなく近代日というか日というイメージが随分変わってきたような気がする。 昭和天皇は生物学者でもあった。戦中も自室にダーウィンの肖像を掲げていたと聞く。その業績は同じく生物学者である今上陛下の業績とともに新江ノ島水族館(参照)に展示されている。科学者としての昭和天皇のありようは、北一輝をして「クラゲの研究者」と呼ばわしめたほどだ。 昭和天皇はダーウィニスト、

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    U-5 2005/10/03
    宗教対宗教の対立(日本人は見えないものや仮説というものをよく知っているということ?)
  • 米国の住宅バブルが終わるらしい: 極東ブログ

    いよいよ米国の住宅バブルが終わるらしい。すでに先月だったかクルーグマンが来春までに潰れるよとか言っていたが、グリーンスパン御大はさてどう出るか…と。二七日ロイター”長期のリスクテイクは資産価値低下につながる=FRB議長”(参照)にてご託宣。 グリーンスパン議長はシカゴでの全米企業エコノミスト協会(NABE)会合で衛星通信で講演。その原稿で、「歴史は、クレジットリスクへの懸念が低い時期が長引けば、危険資産の下落を伴う逆の動きが必ず後に続くことを警告している」と述べた。 何をおっしゃっているのでしょう? わかんね。 ライブドア”グリーンスパンFRB議長、米経済に楽観的な見方=投資家の安易な投機に警鐘”(参照)のほうはもう少しわかりやすい。 また、同議長は低金利の環境が長く続いていると、いつかはリスク資産の急落などでインフレが急上昇するという揺り戻しの動きが必ず現れることは歴史を見れば明らかと述

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    U-5 2005/10/01
    圧倒的多数の住宅所有者は、住宅価格が下落した場合にそれを吸収するだけのかなりの資産価値を有する
  • 今回の選挙は女性の選挙だったなぁ: 極東ブログ

    衆院選が終わって二つ心にひっかかっていることがある。一つはちょこっと書いたけどそれ以上に展開するのはためらうものがあり、書かないかもしれない。もう一つは、「今回の選挙は女性の選挙だったなぁ」というものだ。 このブログも昨今の流れだけで読まれて奇妙な誤解をされることもあるし、誤解だなんだっていうのもブログの世界では野暮なことだとは思うが、過去エントリは「極東ブログ インデックス」(参照)から日付単位だがアクセスできるようにしてある。昨年の七月参院選後のエントリもインデックスからアクセスできる。「極東ブログ: 参院選であまり問われなかった女性議員の問題(2004.07.12)」(参照)というエントリでは、私は各国における女性議員の比率について触れ、こう締めくくった。 話が散漫になったが、ただのスローガンではなく、もっと大きな潮流として、日でも女性がいっそう政治に大きく関与しなくてはならない時

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    U-5 2005/09/17
    結局、この辺は今の社会構造の歪みから生じている問題と思ったりもするが、ネットでどうにかできないかな?
  • [書評]日本人とユダヤ人(イザヤ・ベンダサン/山本七平) Part 2: 極東ブログ

    実はPart 1(参照)を書いたあと、あまりいいウケでもなかったし、率直に言うと、「イザヤ・ベンダサンの正体は山七平だ」というだけのコメントをいただくのも辟易としたので、この先書くのもやだなと思っていた。 が、この数日、風邪で伏せっていながら、山七平の「人生について」を読み返しながら、ああ、そうか、と思った。長いが引用する。彼が「私の中の日軍」などを執筆するに至った経緯の話の流れだが。 そのあと、南京の『百人斬り競争』ですか、あれを鈴木明さんが解明されましたでしょう。これは非常にいい資料を集めて書いたものなんですが、鈴木さんは軍隊経験がないので、せっかくのいい資料がちょっと使い切れていない感じだったんです。それで鈴木さんにこう助言してくれってたのんだんです、”これはこいうことじゃないか、軍人がこう言った場合は、こういう意味です”と……。彼ら独自の言い方がありますからね。そうしたら、そ

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    U-5 2005/08/27
  • 極東ブログ: 東洋人と西洋人では物の見方が違うらしい

    東洋人と西洋人では物の見方が違うらしい。そんなのあたりまえでしょとか言わんでくれ、抽象的な話じゃない。どうも実際に物を見るときの知覚のありかが違っているという実証的な科学実験の話なのだ。 国内の報道で話題になっているかわからないが、海外では話題になっている。BBC”Different view for East and West ”(参照)の出だしはこうだ。 Different view for East and West Western and Eastern people look at the world in different ways, University of Michigan scientists have claimed. 【試訳】 東洋と西洋では見方が違う 西洋人と東洋人では世界の別の方法で見ているらしいとミシガン大学の科学者たちが主張している。 実験は、二十四人の華

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    U-5 2005/08/24
    米人は中心の被写体を観察しようとする傾向があるが、華人はより背景も含めて見ているとなった。
  • [書評]流れる星は生きている(藤原てい): 極東ブログ

    「流れる星は生きている」(藤原てい)は満州にいた日人家族の引き上げの物語である。家族といっても、この物語に夫の藤原寛人(新田次郎)はなく、26歳の、藤原ていが、6歳の正宏、3歳の正彦(藤原正彦)、1か月の咲子(藤原咲子)のみだ。この幼い子どもを連れて、若い女性が死線をさまよいつつ壮絶な脱出劇を展開する。 この物語は、戦後の大ベストセラーとなり、ある一定の年代以上の日人なら必ず読んでいるものだ。あるいは、書籍で読んでいなくても、テレビでもドラマ化されたので、知らない人はない。 しかし戦後60年近い年月が去り、この物語を読んでいない日人も増えてきたようにも思われる。日人ならこのを読まなくてはいけない、とまで言うつもりはない。率直に言って、現代の日人がこのを直接読んでも、かつての日人が読んだときとはまったく異なることになるのではないだろうか。 このが当初、出版され、読まれた時

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    U-5 2005/08/09
    共有すべき経験を持つ世間
  • 郵政民営化法案問題をできるだけシンプルに考えてみる: 極東ブログ

    郵政民営化を巡る問題をこの機に、できるだけシンプルに書いてみたい。 抜的な認識違いもあるだろうし、この問題は、賛否が明白に分かれるので、もしかするときつい批判を受けることになるかもしれない。 27日、郵政民営化法案がようやく閣議決定され、国会提出となった。この問題は極東ブログでも以前にも扱ってきた。今回のエントリはこの流れの話というほどではないが、一応過去の主要なエントリは以下である。 郵政事業民営化について最近思う3つのこと(2004.03.25) 郵政民営化問題が象徴するかもしれないこと(2004.04.27) 「郵政民営化実現内閣」というのだが、なにが当は問題なのか(2004.09.28) さて、何が問題なのか? 問題は、郵政がこれまで行なってきた貯金と保険の二つの事業、つまり金融部門を政府から独立させるかどうか、その一点だけだ。郵便事業やネットワークといったことはどうでもよい。

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    U-5 2005/08/07
    民間銀行は厳格な資金管理の下、余った金はきちんと放出し、足りない銀行はそれを吸収して均衡する
  • 収賄で死刑判決が出る中国: 極東ブログ

  • ロンドンのテロ再発とエジプト・シャルムエルシェイクのテロ: 極東ブログ

    ロンドンのテロが再発し、これに示し合わせたようにエジプトでも多数の死者を出すテロが発生したため、どうしてもまた「テロとの戦い」ということに関心が集まるようになった。どちらもテロも真相がわかっているわけではないし、私に特別な情報ソースがあるわけでもない。しかも、些末なソースから愉快な物語を仕立てる能力もないのだが、少し思うこともあるので記しておきたい。 私が今回の二つのテロについてまず思うのは、この二つのテロをリンクしてはいけないということだ。むしろ、この二つのテロをリンクさせることが、シャルムエルシェイクでのテロの目的ではないかと思える。後者のテロについては、その場所からして、明確に反米の意図が伺われる。つまり、反米というスジに乗せられることがすでにテロへの屈服の一段階になる。その意味で、今朝の朝日新聞社説”中東テロ 何が憎しみを生むのか”(参照)はまんまと術中に陥ってしまった。 テロ対策

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    U-5 2005/07/24
    この二つのテロをリンクしてはいけない
  • おばあちゃん細胞が発見された: 極東ブログ

    最新「ネイチャー」の記事が欧米の報道でけっこう話題になっていた。国内ではまだ見かけないようだが、いずれにせよ、遠からず日版「ネイチャー」で読むことができるのだろうから、簡単に触れるだけにしたい。 報道バージョンはいろいろあるが、ロザンゼルス・タイムスに掲載された”Study Shows How the Brain Recalls What Turns It On”(参照)が読みやすいように思う。リードに”Small groups of cells are found to use abstract memories to recognize specific objects.”とあるが、拙い訳だが、「特定対象を識別する抽象的な記憶のために利用される少数の細胞が存在することがわかった」ということ。簡単に言うと、人間の記憶のメカニズムにはいろいろな仮説があったが、今回の研究では、特定記憶に特

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    U-5 2005/07/24
    年寄りにとってある種の記憶を強く喚起する映像メッセージはそれ自体で価値があるのだろうし
  • 1970年11月25日三島由紀夫自殺: 極東ブログ

    11月25日といえば、三島由紀夫が自殺した日だ。そう言ってみて、自分でもふと戸惑うのだが、「自決」とも「割腹」とも言いづらい。確かに思想的に見れば、「自決」だろう。世の中、三島の死に「自決」を冠するのは思想的な意味合いを見ているからに違いない。あの日、佐藤栄作はたしか「気違い」と言っていた(ATOKは「気違い」を変換しないので登録した)。それからしばらくして、そのことを誰だったか、小林秀雄にご注進したやつがいたらしい。その気持ちはわからないでもない。小林ならなんというか聞きたかったのだろう。小林は簡素だが、三島に非礼なき返答したと記憶している。このことは、江藤淳もひかかっていたらしく、のちに対談で小林に問うている(「歴史について」S46.7「諸君」)。 小林 (前略)宣長と徂徠とは見かけはまるで違った仕事をしたのですが、その思想家としての徹底性と純粋性では実によくにた気象をもった人なのだね

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    U-5 2005/07/19
    なにかが決定的に壊れていく