年末年始に日本人の多くが食べる「お餅」。お正月に飾ったお餅を「食べないと!」ということで、各家庭でお雑煮などを食べる機会が増えるのではないでしょうか。 このお餅ですが、高齢者を窒息させ、最悪の場合は命に関わる事態になることもあります。東京消防庁の調査によれば、平成22~26年の5年間で「お餅による窒息」が原因で救急搬送された人の数は、東京都内だけで571人になっています。 そして、そのうち約4割にあたる221人が「1月」、76人が「12月」、57人が「2月」に搬送されています。12~2月の3ヶ月で全体の半数以上を占めているのです。 (参考:東京消防庁「餅による窒息のデータ」PDF) また、この記事を書いているときに「餅をのどに詰まらせて17人搬送、2人死亡」という記事が配信されてきました。この記事を見ても、やはり80代男性と90代女性の高齢者が餅をのどに詰まらせてしまっています。 若い世代