2013年4月22日のnatureの記事によると、動物実験に反対する活動家がイタリアのミラノ大学にある実験施設を占拠、実験に使用していた動物を解放するという事件を起こしたという。同施設では自閉症や統合失調症などの精神疾患に研究が行われていた。活動家が解放した動物の中には、免疫抑制が行われ、滅菌された環境外では生存できないハツカネズミも含まれていたとしている。同施設で研究を行っていた科学者は「研究が台無しになった。自分の仕事を回復するには何年もの時間が必要になるだろう」とコメントしている(nature、本家/.)。 イタリアでは2012年年7月にグリーンヒルにある実験用のビーグル犬の繁殖施設での虐待疑惑が持ち上がり、裁判所がこの施設を一時的に閉鎖することを命令している。これ以降、動物実験施設の閉鎖を目標とした動物愛護団体の活動が活発化しているようだ(nature)。