「今日はおいしくできた」から、「いつもおいしくできる!」へ。 しょっぱすぎた、火が通ってない、味がしない・・・・・・和食を難しくしている塩かげん、火かげん、調理時間。NHKワールドで和食番組のホストを務める料理家行正り香さんが、おいしさにこだわって和食をルール化した『レシピのいらない和食の本』。 レシピが覚えられないという人でも、なんとなく作っているという人でも、この簡単なルールで毎回おいしい和食が作れるようになるはずだ。 ルールはおいしさへの最速の乗り物 和食のレシピを見てみると、「適量」「適宜」「適当」――そんな表記が多いことに気づく。毎日和食を作っているならともかく、作り慣れない人にとってはこの表現、実はかなりやっかいだ。その「適当」なさじかげんで、塩がきつかったり生焼けだったり、と味が一定しない原因となる。 「この“勘どころ”を数式にできないか、と思ったのがルールを作った理由」と語