タグ

ブックマーク / medt00lz.s59.xrea.com (12)

  • JASRAC の謝罪文について - レジデント初期研修用資料

    音楽著作権協会(JASRAC)が最近出した謝罪の告知 は、組織へのダメージを最少にするという意味において、上手な謝罪のお手に思えた。 以下引用。 雅楽演奏者へのお問い合わせについて. 昨日よりJASRACが雅楽演奏者の方へ著作物使用料の支払いを求めたなど、SNS等での書き込みや報道などがなされていることについて、ご説明いたします。. JASRACでは、全国各地で行われる演奏会などの催物において、JASRACの管理楽曲(以下「管理楽曲」という。)を利用される場合には、催物の主催者の方から手続きのお申込みをいただいた上で、 著作物使用料のお支払いをいただいております。管理楽曲の利用を確認せずに、著作物使用料のお支払いを求めることはございません。. 管理楽曲の利用が定かでない演奏会等の場合、主催者の方に電話や書面等でご連絡をし、管理楽曲のご利用の有無を確認させていただくことがあり、著作権消

    UDONCHAN
    UDONCHAN 2012/12/16
  • ずるい技術について - レジデント初期研修用資料

    広告: 2010年に出版させていただいた「内科診療ヒントブック」の改訂版が、11月下旬に発売されることになりました。病棟業務に携わる方々に役に立つものになったのではないかと思います。手にとっていただければ幸いです。以下文。 最高の努力を投じることで最高の成果にたどり着くのは素晴らしいことだけれど、最高の努力を投じるのは大変で、大抵の人はもしかしたら、最高の努力を避けられるものならそうしたい。 プレゼンテーションのこと プレゼンテーションの解説書は、型にはまったやりかたを目指すのではなく、聴衆のことを考えたときに一番分かりやすいやりかたを考案しなさいと説く。あるいは文字だけ並べて装飾したような陳腐なスライドではなく、図版を駆使した見応えのあるスライドを作りましょうとも。 最高のプレゼンテーションに定型はなく、大事なのはお手の模倣ではなく心構えなのだ、という論は正しいのだけれど、たとえば締

    UDONCHAN
    UDONCHAN 2012/11/14
  • マンション販売の人が来た - レジデント初期研修用資料

    「節税になるからマンションを買いませんか?」という電話が、病院にはよくかかってくる。 地域を変えながら、今まで仕事をしてきたのだけれど、マンション購入の勧誘電話は、どこでもなぜか、「大阪マンション」を勧めてくる。だいたい6000万円ぐらいでマンションをローンで購入することで、ローンに支払うお金を経費で落とせば節税になり、なおかつマンションは誰か別の人に賃貸することで家賃収入が得られ、最終的に資産になるから、「先生が損をする可能性はありません」とたたみかけてくる。 自分はいつも、勧誘電話をすぐに切ってしまうのだけれど、人によっては話を聞いて、あとから内容を教えてくれたり、あるいは実際にマンションを買って、特に開業医の先生なんかで、マンションを4つぐらい抱えて身動きが取れなくなっている人がいる、なんてうわさ話を聞いたこともある。 物が来た 今いる施設は、事務の段階で電話を断ってくれる。「マ

    UDONCHAN
    UDONCHAN 2012/10/21
  • 制約が楽しさを作り出す - レジデント初期研修用資料

    面白さというものは、「上手な制約の押し付け」が生み出すものなのだと思う。 ユーザーに行なってもらうのは「作業」だけれど、単純作業にルールや制約をかぶせることで、作業をした当人は、それを「判断」とか「学習」、あるいは「成果」だと錯覚する。それが「面白さ」の正体なのだと思う。 戦車の模型とジオラマの関係 小学生の大昔、戦車の模型を組み立てて、ジオラマというものを自分でも作ってみたくて、模型を前に途方に暮れた。子供なりに、模型をどれだけ一生懸命作ったところで、それはよくできた模型ではあっても、その先にジオラマは見えなかった。 田宮模型の出版物だと記憶しているのだけれど、ジオラマの作りかたを探しているうちに、「板に紙粘土を敷き、そこに戦車の模型を置いたら、それはもうジオラマなんです」という文章が目に飛び込んで、あれで前に進めた気がした。板に紙粘土を盛って、そうして作った真っ白な「地面」に模型を置い

    UDONCHAN
    UDONCHAN 2012/10/12
  • 一眼レフで猿になる - レジデント初期研修用資料

    写真には正直全く興味がなくて、今までネットに公開していたわんこの写真自体、 ほとんどは奥さんが撮ったものだった。 この5年間ぐらい、うちではずっと、パナソニックのLUMIX という、 たしか6万円ぐらいのコンパクトデジカメを使っていた。そこそこいい値段がしたし、 レンズもそこそこ明るかったものだから、性能的には全く不満がなかった。 アナログ写真じゃないんだから、デジタルの一眼レフというのは、どこか欺瞞だと思っていた。 信号を電子的に分割して表示すれば、わざわざファインダーを別に作る必要なんてないんだから、 可動式のミラーを内蔵させる仕組みというのは、あれは安い中身を顧客に高く売りつけるための、 メーカーの方便なんだと考えていた。 5年も使うと、カメラはさすがにくたびれてきて、近所の電気屋さんで安くなっていた、 キャノンの一番安いデジタル一眼レフカメラを買うことにした。病院から帰って箱開けて

    UDONCHAN
    UDONCHAN 2012/05/25
  • 砂場としての2ちゃんねる - レジデント初期研修用資料

    ネットは年々厳しくなっていくように思える。 ルールは昔を引き継ぐものだから、昔からいる人たちはすでにルールを知っていて、ルールはますます複雑に、あとから入ってきた人には分かりにくいものになった。ネットワークでできることはずいぶん増えて、ネットのうわさ話がニュースに取り上げられる機会も増したけれど、結果としてこれは、「やってはいけないこと」をやってしまった人が負うべきペナルティを、ずいぶん重たいものにしてしまった。 取り返しのつかない状況に陥るまでの時間も短くなった。HTML の昔なら、記事を書いて検索エンジンに取り上げられるのに1週間ぐらいかかったけれど、blog の記事をネットに上げると、5分もすれば Google の検索に引っかかる。Twitter はもっと速くて、書いて1分もすると、もう検索サイトにログが残って、そうなるともう、自分では記事をコントロールすることができなくなってしまう

    UDONCHAN
    UDONCHAN 2011/07/24
    同意出来る
  • 少しだけいいものが選べない - レジデント初期研修用資料

    豊かになると、いろんなものが相対的に安価になっていく。ところがある業界が細っていく過程のどこかに、「少しだけいい製品が選べなくなる」という状態がたいていあって、ものが安くなることと、選択肢が減っていくこととはわけて考えないといけないのだろうと思う。 薄い財布と便利な鞄 abrAsus という国内の皮革メーカーがいろいろと面白い製品を出している。すごく薄い財布だとか、小さく折りたためる財布だとか、特定の目標を達成するために、伝統的なデザインにギミックが工夫されている。 「ちょっとした工夫」には購買欲がかき立てられるのだけれど、お財布は買うと15000円ぐらいする。今ならば、このぐらいの金額は支払えるし、紳士ブランドものの何かを買おうと思ったら、この価格は決して飛び抜けて高価であるとも言えないのだけれど、ホームセンターで1000円しない「普通のお財布」が売られている横で、じゃあ「ちょっとした工

    UDONCHAN
    UDONCHAN 2011/07/22
  • 説得は半径1mから - レジデント初期研修用資料

    英国の元副首相にして運輸大臣でもあったジョン・プレスコットが、TopGear の対談コーナーに出演していた。 この政治家がどんな人であったのか、自分は何一つ知らないのだけれど、対談は素晴らしく面白かった。 対談 TopGear は人気の高い自動車番組で、政府に対してはたいてい批判的な立ち位置を取っていて、対談コーナーには政治家も時々呼ばれるけれど、いつも司会者からいろいろ突っ込まれる。司会者のジェレミークラークソンは、それでも相手に対する配慮が上手で、対談の相手に突っ込みつつ、笑いの落としどころは常に自分の側に持ってきて、最終的には、必ず対談の相手を立てる。 運輸大臣は、番組の中ではしばしば「無能の象徴」として叩かれていて、元運輸大臣でもあったプレスコットが出演したこの回にしても、司会者も、観客も、最初から「アウェイ」の空気だった。 プレスコットは司会者の突っ込みを切り返しつつ、議論はだん

    UDONCHAN
    UDONCHAN 2011/03/16
  • 二日酔いの治療

    二日酔いの治療

    UDONCHAN
    UDONCHAN 2011/01/11
  • ロシアは鉛筆を使った - レジデント初期研修用資料

    宇宙飛行士は、無重力状態ではボールペンが書けないことを発見した。 NASA は120億ドルの開発費をかけて、無重力でも書けるボールペンを開発した。 ロシアは鉛筆を使った。 定番の科学ジョークだけれど、大事だと思う。 Mig-25 のハイテク 1970年代最速のジェット戦闘機、Mig-25は、正体が分かってしまえば、 ありふれた技術で作られた、時代遅れの戦闘機だった。 ベレンコ中尉が北海道に亡命してきた昔、あのときはまだ、Mig-25 といえば「正体不明の究極戦闘機」 であって、小学校の頃に読んだ図鑑にも、なんだか秘密兵器みたいに描かれていた。 分解調査された実物は、たいしたことがなかったのだそうだ。 チタニウムの合金だろうなんて言われていた機体は、ありきたりなニッケル鋼で作られていた 基的に「まっすぐ飛ぶ」ことしかできない飛行機で、格闘戦の性能は悪く、燃費も極端に悪かった すごいエン

  • 酒の切れ目は技術の切れ目 - レジデント初期研修用資料

    8年ぐらい昔。技術継承のために飲み屋さんを利用している地域があった。 誰か有名な先生を他の地方から招聘して、「つぼ八」みたいな飲み屋さんを借り切って、 ただひたすらに飲む会。 有名な医師の講演会とか、偉い人のありがたいお話とか、そういうのは抜きにして、 最初はとにかく飲む。県内の各病院の、上の人達が集まって、ただ飲む。 みんなにお酒が行き渡った頃、宴会場にスクリーンが持ち込まれる。 まだ飲んでない若手が入場して、各病院の症例、うまく行かなかった症例だとか、 苦労した症例のスライドを持ち込んで、 酔っぱらった偉い先生がたを前にして、自分の経験を語る。 会場からは、酔っぱらいの容赦のない突っ込みが入る。 「どうしてこういうやりかた試さなかったの?」だとか、 「こんなケースはこうすればいいんだ」とか。忌憚のない、でもみんな酔ってるから「厳密な検証」なんかとは 少し外れた、ベテランの知恵みたいな言

  • ステレオタイプの疲弊 - レジデント初期研修用資料

    深夜の救急外来、よく分からない訴えの患者さんを載せた救急車を出迎えたら、 旅行鞄に大荷物抱えた患者さんのご家族が降りてきたことがある。「どうしましたか?」なんて、 いつもの問診取り始めたら、「どうもこうもない、今すぐ入院させろ!」だなんて、 お父さんから怒鳴られた。ゴールデンウィーク直前、まだ研修医だった頃。 何とかなだめて話を聞いて、要するに年寄りを旅行期間だけ引き取ってほしいだなんて、いつもの話。 ゴールデンウィークに旅行の計画を立てたけれど、 家にいる年寄り一人、引き受け手がいないままに時間だけが過ぎて、 飛行機の予約ぎりぎりのタイミングが「今」なのだと。 もう時間がないだとか、自分たちは悪くないんだとか、親戚は誰も引き受けないとか。 どこも悪くない、普通に歩ける高齢者挟んで、怒る父さんと研修医、明け方まで押し問答した。 あの頃はまだ、こんなケースは珍しかったけれど、今年のゴールデン

  • 1