夫婦別姓についてまた議論になってるけど、私は、むしろ絶対に夫婦同姓でないといけないという理由が本当にわからなくて、なんか家族の絆とか伝統とか言うけど、それは多産時代の伝統であって、子どもが少なくなった現代では、現実のほうがすでに制度を超えてしまってるように思うわけです。 ここで私の家の話をするけど、私は子どものころ、父母と兄、祖父母と寝たきりの曾祖母が同居していた。で、父母と祖父母と曾祖母はそれぞれ苗字が違った。この経緯が結構複雑。 一般に「複雑な家庭環境」というと結婚離婚を繰り返して血縁よくわからなくなってる、みたいな感じだけど、あくまで関係性としては血縁であり普通の古き良き大家族らしい経緯で同居しているんだけど、戸籍上は別姓にせざるを得なかった。具体的にはこういう経緯。 父は第二次世界大戦中にA家の長男として産まれたが、産褥期に母を亡くし、母の実家のB家に預けられ、祖父母と叔母が育てた