「コース料理を初めて食べた」というカップルが9割…婚礼業界で常識化する「残酷すぎる経験格差」の実態 試食会参加者の多くがテーブルマナーをまったく知らない どのランクの店でも感想は「おいしかった」になってしまう 「すごくおいしかったです」。 試食会の後、多くのカップルが満足そうにこうおっしゃいます。しかし、以前と違うのは、Bランクの施設でも判を押したように「おいしい」という感想しか聞けなくなったことです。かつては「ナイフがいらないくらい、お肉がやわらかくて感動しました」「こんな味のソースがあるなんて知らなかったです」というように、具体的な感想を聞くことができました。これも食の経験値が低くなり、比較することができなくなっているからでしょう。 食は文化です。和食はもちろん、フレンチなどでも発揮される高い料理技術は世界に誇る日本の大切な文化のひとつです。今までは、結婚式がその上質な料理文化を経験す
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