首相に就任した菅義偉氏を、村上春樹さんが「菅ちゃん」と呼ぶのを耳にした。4月に放送されたラジオ番組「村上RADIO」(TOKYO FMなど全国38局で不定期放送)の中でのことだから、まだ安倍晋三氏が突如退陣を表明するなど誰も(たぶん)想像もつかない時期のことだ。この番組では毎回、DJを務める村上さんが最後に音楽界の偉人などの言葉を紹介するのが恒例になっている。その回の「最後の言葉」は、村上さんと同じ1949年生まれの米国ロック界のスター、ブルース・スプリングスティーン氏のものだった。 TOKYO FMのウェブサイトによると、放送での「菅ちゃん」に関わる村上さんの発言は次の通り。「実は、僕はブルース・スプリングスティーンと同じ年の生まれなんです。ついでに言うと菅官房長官も同い歳(どし)です。しかしブルースと菅ちゃんと同い歳というのは混乱するというか、なんか戸惑いますよね。自分の立ち位置がよく
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