(CNN) メキシコ湾原油流出事故をめぐり、沈没したリグ(石油掘削施設)「ディープウオーター・ホライズン」で働いていた従業員の多くが、リグの安全性にかかわる人為的ミスを報告することに関し、報告したことによる措置を恐れていたことが、爆発の約1カ月前に行われた調査の機密報告書で明らかになった。 CNNが入手した報告書の要旨には、「特に物を落としたことを報告することに関し、措置に対する明確な恐れがあった」と記されている。 また「危険な状況を引き起こし得る行為(何かをし忘れる、機器を破損する、高所から物を落とすなど)があった場合、それに対する措置の恐れを感じることなく報告できると答えた人は、調査対象者の46.3%のみだった」との記載もある。 報告書に詳しい人物によると、一部の作業員が、安全システムをごまかすために偽装データを入力していたことも明らかになったという。 この調査は、リグを所有するトラン