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ブックマーク / d4p.world (6)

  • 法の支配を導く国際司法裁判所の勧告的意見 ――パレスチナ被占領地域でのイスラエル駐留の違法性(根岸陽太さん寄稿)

    記事は西南学院大学法学部教授の根岸陽太さんによる寄稿記事です。 「国際法とは、現在のガザのパレスチナ人の子どもたちにとって何の意味があるのでしょうか。……裁判官の皆様、パレスチナ国は裁判所に訴えます。国際法を守り、不正義をなくし、公正で恒久的な平和を実現するために、国際社会を導いてください。」 パレスチナ国連常駐代表マンスール氏 2024年7月19日、オランダ・ハーグの平和宮を拠点とする国際司法裁判所(ICJ)が、パレスチナ被占領地域におけるイスラエルの継続的駐留を国際法違反とする勧告的意見を発しました。国際司法裁判所は、国際連合の主要機関の一つで、国家間紛争に対して当事国を拘束する「判決」を下すことが主たる任務です。ただ今回は、国連総会から諮問された問題について、国際法に照らした「勧告的意見」を出すという役割を担いました。 度重なるイスラエル軍の侵攻にさらされる西岸地区ジェニンの壁に描

    法の支配を導く国際司法裁判所の勧告的意見 ――パレスチナ被占領地域でのイスラエル駐留の違法性(根岸陽太さん寄稿)
  • 「これは氷山の一角」ヘイト繰り返す男に被害者の住所を伝達、3歳の娘を警官ら複数人で聴取――これがなぜ「違法」ではないのか | Dialogue for People(ダイアローグフォーピープル/D4P)

    事件を改めて振り返る。訴状や代理人弁護士らによると、2021年6月、都内に住む南アジア出身のムスリム女性、Aさんが近所の公園で3歳の長女を遊ばせていたところ、突然園内にいた男性B氏が大声を出して長女に近づき突き飛ばしたうえ、「(Aさんの長女に)息子が蹴られた」などと抗議してきたという。 Aさんは「長女は蹴っていない」と一貫して主張したものの、B氏から「ガイジン」「在留カード出せ」などと詰め寄られた。たまたま通りかかって英語で通訳をした別の男性Cさんによると、B氏は遠くからも分かるほどの大声で、Aさんたちに対し「ガイジン生きている価値がない」「ゴミ」「クズ」等、差別発言を繰り返し、「年収3000万円以下は人ではない」などの言動を続けていたという。 その後、B氏の通報で警察官が計6人、現場に駆けつけることになった。日語でのコミュニケーションがほとんどできない長女に対し、警官は激しい口調で「

    「これは氷山の一角」ヘイト繰り返す男に被害者の住所を伝達、3歳の娘を警官ら複数人で聴取――これがなぜ「違法」ではないのか | Dialogue for People(ダイアローグフォーピープル/D4P)
  • 「生活保護を受けるくらいなら死んだ方がマシ」と思わせる福祉とは?―桐生市だけの問題ではない排除の仕組み | Dialogue for People(ダイアローグフォーピープル/D4P)

    保護費を全額支給せず、ハンコの大量管理、窓口で暴言も 「生活保護費が窓口で1日1000円しか支給されない」「自分がハローワークに行ったことを役所の職員が確認すると支給される」――生活保護利用者のひとりからそんな相談を受けたとき、仲道さん自身も当初は信じられない思いだったと語った。1日1000円の支給ということは、来支給されるべき額が、満額支給されていないことを意味する。ハローワークに毎日行ったところで、求人が1日で劇的に変わるはずもなく、これを強いていた理由が「嫌がらせ」以外に思い当たるだろうか。 しかし現実は、仲道さんが想像していた以上に杜撰極まりないものだった。満額支給されなかった生活保護費の未支給分は、「会計上は支払ったこと」にした上で、金庫に保管されていたことが分かっている。 信じがたい対応ではあるが、問題はこれに留まらなかった。仲道さんが関わった中だけでも、窓口に来た利用者や家

    「生活保護を受けるくらいなら死んだ方がマシ」と思わせる福祉とは?―桐生市だけの問題ではない排除の仕組み | Dialogue for People(ダイアローグフォーピープル/D4P)
    Unimmo
    Unimmo 2024/04/30
  • 安田菜津紀に対する差別裁判の高裁勝訴判決について——解説:「差別的な表現を用いた侮辱」とは | お知らせ | Dialogue for People(ダイアローグフォーピープル/D4P)

    記事は裁判詳細をお伝えするため一部に差別文言を掲載しております。ご注意ください。 Dialogue for People副代表/フォトジャーナリストの安田菜津紀へのインターネット上での差別書き込みについて、2021年12月8日に提訴、その後の控訴審の判決が、2024年2月21日に言い渡されました。結果としては、その投稿は「差別的な表現を用いた侮辱」であるという一審判決を維持、という形にて判決が下されました。被告はついに最後まで法廷に姿を表しませんでした。記事ではこの訴訟・判決の意義や課題についてご紹介します。 件のあらまし 2020年、Dialogue for Peopleの公式サイトに、安田の執筆した記事『もうひとつの「遺書」、外国人登録原票』を掲載したところ、それに関連してTwitter上で差別コメントが投稿されました。この記事は、朝鮮半島にルーツを持ち、元は韓国籍、後に日国籍

    安田菜津紀に対する差別裁判の高裁勝訴判決について——解説:「差別的な表現を用いた侮辱」とは | お知らせ | Dialogue for People(ダイアローグフォーピープル/D4P)
    Unimmo
    Unimmo 2024/03/09
  • 「武力で作れる平和はない」――イスラエル出身、ダニー・ネフセタイさんインタビュー - Dialogue for People(ダイアローグフォーピープル)Dialogue for People

    「今、これを知っているイスラエル人はほとんどいないでしょうね」 そう言いながらダニー・ネフセタイさんが指し示したヘブライ語の新聞記事には、思わぬことが綴られていた。実は1998年9月、パレスチナ・ガザとイスラエル最大の商業都市・テルアビブが、スペイン・マドリードで姉妹都市協定を結んだことがあったのだ。記事に添えられた写真には、市長らがにこやかにおさまっている。 「たった25年前に、これができたんです。今こそ表に出すべきではないでしょうか」 埼玉県皆野町で、の吉川かほるさんと共に「木工房ナガリ家」を営むダニーさんは、イスラエル出身。木を用いた物づくりをしながら、社会問題や環境問題について声をあげてきた。 夢だったログハウスを手作りし、自然に囲まれた静かな暮らしを得たものの、2008年、ガザへの大規模な空爆が起き、犠牲になった1300人には、多くの子どもが含まれていた。「自分たちだけが静かに

    「武力で作れる平和はない」――イスラエル出身、ダニー・ネフセタイさんインタビュー - Dialogue for People(ダイアローグフォーピープル)Dialogue for People
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    Unimmo 2023/10/25
  • 被爆と出自、70年近く隠し続けた。今なぜ、自身の名で被爆体験を語るのか。 | Dialogue for People(ダイアローグフォーピープル/D4P)

    頭を圧するほどの強烈な日差しが容赦なく降り注ぐ8月最初の午後。広島記念平和公園の木々の間からは、耳の中でこだまするほどのセミの声が響いてくる。うだるような暑さの中でも、慰霊碑に手を合わせに来る人の姿が絶えない。いまだ引き取り手のない遺骨、7万柱が供養されている原爆慰霊塔の前に差しかかったとき、日傘を差しながらゆっくりと歩いていた李鐘根(イ・ジョングン)さんが、噛みしめるように語った。「あの混乱の中で、姉を探しに行くことさえできなかったんです。だからここを訪れる度、姉の名を呼ぶんですよ」。1945年8月6日、陸軍の被服支廠(ししょう)で働いていた鐘根さんの姉は、今も行方がつかめないままだ。 鐘根さんは16歳の時、当時勤めていた広島鉄道局に出勤途中、爆心地から約1.8キロの場所で被爆した。その体験を人前で証言し始めたのは、2012年、80歳を超えてからだった。「自分の体の火傷にね、ウジがわくん

    被爆と出自、70年近く隠し続けた。今なぜ、自身の名で被爆体験を語るのか。 | Dialogue for People(ダイアローグフォーピープル/D4P)
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    Unimmo 2021/08/06
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