カザフスタンのヌルスルタン・ナザルバエフ大統領(以下ナザルバエフ大統領)は、2017年5月に現在キリル文字を用いて表記しているカザフ語をローマ字表記に変更すると表明した。2018年にまずは学校教育の場でローマ字を取り入れ、2025年までには完全にカザフ語の表記をローマ字に移行することを目指すとしている。これにともない、キリル文字でҚазақстан Республикасыと表記されていた国名もQazaqstan Respy’blikasyというローマ字表記に変更される。なぜ現在使用されている表記を変更するのか、そこにはどのような背景があるのか、そして変更はうまくいくのか、この記事で探っていきたい。 カザフスタンの言葉と文字、その歴史 現在、カザフスタンの公用語はカザフ語とロシア語となっており、政府やビジネスの場面ではロシア語が使用される場面が多い。しかし、カザフ語に対する敬意が高まる中で
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