高知市の長浜小学校4年の男児が水泳授業中に溺れて死亡した事故で、同学年の複数の児童が近くの南海中のプールを使う今季の授業中に「溺れかけた」と話していることが7日までに分かった。同中のプールは同小より10センチ以上深い。児童は「一番浅い所もかなり深い」「溺れないか不安」などと教諭に伝えていたが、学校側は見守りの教諭を増やすなどの特別な対策を取っていなかった。…
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■電流で雑草に誘導■集めて一網打尽 稲の苗などを食べる通称ジャンボタニシ(スクミリンゴガイ)の行動を、あらゆる機器を通信でつなぐIoT(モノのインターネット)の活用で制御する実験が、四万十市内の水田で進んでいる。雑草が多い場所に移動させて食べさせたり、逆に1カ所に集めて駆除したり。関係者は将来的な実用化に期待を込めている。 四国電力の情報通信子会社「STNet」(高松市)と、佐世保高専(長崎県)でジャンボタニシ防除を研究する柳生義人准教授(43)、四万十市江ノ村の米農家、鳥谷恵生さん(31)の共同研究。 鳥谷さんは、水田の雑草をジャンボタニシに食べさせる無農薬栽培(通称ジャンボタニシ農法)で稲を育てている。ただ、個体数が増え過ぎると稲の食害につながってしまう。 一方、同社の研究開発部は、地域課題の解決を掲げて農業分野での先端技術活用を模索。ジャンボタニシの食害に注目しており、昨年6月には、
橋の模型の強度や軽さ、デザイン性を競う全国コンテストでこのほど、高知工業高校定時制の2人が最優秀賞を獲得した。同校勢は3大会連続7度目の制覇となった。 本州四国連絡高速道路などが主催する「橋梁(きょうりょう)模型コンテスト」。12月17日に神戸市で開かれ、全国の大学や工業高校などから10チームが参加。規定に合わせて事前に作った橋の模型を持ち寄り、独自性や技術度、軽さなどで競った。 同校定時制土木科の1年生、寺村蒼稀さん(16)と近藤龍寿さん(16)が不死鳥をモチーフにした橋を出品。規定は長さ140~165センチ、幅14センチで、出品作の多くが重さ1キロを超える中、320グラムに抑えた。 20キロの荷車を走らせる強度試験にも耐え、2人は「不死鳥が翼を広げ、空高く舞い上がる様子をデザインした」「ねじりに強くなるように羽のデザインを工夫した」などとアピールし、最高位に輝いた。 橋のデザイン自体は
ビニールクロスの千分の1に 田中石灰工業(高知市五台山)が、高知県産の石灰石を使った自社のしっくい製品に新型コロナウイルスを死滅させる効果があることを実験で確認した。製品を塗った壁に同ウイルスが付着すると、99・98%が不活化した。一般的なビニールクロスと比べて千分の一に減るという。「自然由来で、人と環境に優しいしっくいが選ばれるきっかけになれば」と期待を寄せている。 高知県は白くて上質な石灰石が採れ、江戸時代から名産地として名をはせてきた。同社は高知市土佐山地区の石灰石を使い、伝統的な土中窯による塩焼き工法で、しっくいを生産している。 しっくいを室内に塗ると、湿度を調整する〝呼吸する壁〟になる。強アルカリ性のため、抗菌作用があることは古くから知られており、新型コロナウイルスにも効果があるとみて実験を企画した。 使ったのは主力製品の「タナクリーム」。職人以外でも扱いやすいよう、しっくいに微
培養した肺炎桿菌。塩酸のみに漬けた(左)と、ビールのみの(中央)では菌が減らないが、塩酸とビールに漬けた(右)はほぼ死滅した(松岡達臣教授提供) 「酒を飲んでアルコール消毒するか!」。いかにも土佐人が言いそうなこのせりふ、あながち間違いでないことを、高知大理工学部の松岡達臣教授(64)=分子生理学=らの研究グループが実験で示した。胃に入った細菌などは、胃酸との相乗効果によりアルコール分の低いビールや日本酒でも死滅する可能性があるという。「酒飲みのざれごととは言い切れない」と松岡教授は言う。 主に飛沫(ひまつ)感染や接触感染で拡大する新型コロナウイルスやインフルエンザなどへの効果は「不明」としている。 胃酸には、細菌などの微生物の細胞を破壊する水素イオンが含まれている。ただ、肺炎桿菌(かんきん)など一部の微生物は、厳しい環境に置かれると休眠状態になり、水素イオンが細胞壁を通りにくくなる。 実
国有地の不透明な値引き売却が問われている「森友問題」を巡り、元財務省近畿財務局職員の赤木俊夫さん(享年54)が自殺して3年が過ぎた。妻、雅子さん(50)は公文書の改ざんを強いられた夫の死の真相を求めて、国と佐川宣寿・元国税庁長官を相手に裁判を闘っている。俊夫さんが改ざんの経過をまとめた文書「赤木ファイル」の公開を求めていた雅子さんに対し、国は提訴から1年以上たった今月、ようやくファイルの存在を認めた。真実はどこまで明らかになるのか。雅子さんに話を聞きたいとコンタクトを取ると、雅子さん自ら高知へ来ると返答があった。問題への理解を広めようと全国への旅を始めるという。俊夫さんの素顔や自身の心境を約2時間にわたって語った。 夫の「トッちゃん」と出会ったのは1994年12月。私は地元岡山の高校を卒業し、倉敷市の薬局に勤める23歳でした。職場の先輩が夫と同じ書道教室に通っていて、「あなたにぴったり」と
高知県土佐市で行方不明になった雄猫が今年5月、7年半ぶりに“帰宅”した。約3キロ離れた路上で軽トラックの荷台から飛び降り、居場所が分からなくなっていたもので、飼い主は「本当に奇跡的。ようもんてきた」とホッとしている。 飼い主の岡添任秋(たかあき)さん(79)によると2012年秋、土佐市北地の倉庫で飼っていた猫が白い雄を出産。「顔が丸いき」と「マル」と名付け、親子計4匹をかわいがっていたところ、マル以外の3匹は相次いで死んだり出て行ったりし、マル1匹が残された。 2012年12月上旬、岡添さんは軽トラで買い物に出掛けた。倉庫から東へ3キロほど離れた土佐市蓮池の土佐市消防署前交差点で、対向車がごう音を上げてすれ違うと、荷台に潜んでいたマルが突如「ひせくるような鳴き声を上げて」(岡添さん)道路に飛び出した。 「乗っちゅうことすら知らんかったき、こっちも驚いた」と岡添さん。慌てて車を止めて1時間余
「人格中傷」訴訟や解雇、退職もデマ 「看護師は解雇され、心を病んで自殺した」「自殺未遂して引っ越した」―。高知県内で初めて新型コロナウイルスの感染が確認された30代の女性看護師を巡り、インターネットなどに事実無根の情報が氾濫している。感染判明から4カ月が過ぎた今も、ネット上に悪質な匿名投稿が拡散。実社会でも「事実」のように語られている。そんな中、看護師の勤務先の院長が高知新聞の取材に応じ、「彼女はちゃんと生きている。自殺や解雇はデマだ」と否定した。 中内整形外科クリニック(高知市旭上町)の中内睦郎院長(57)。これまでは取材対応を控えてきたが、虚偽の情報拡散が収まらない状況を受け「看護師やクリニックを巡るデマを払拭(ふっしょく)したい」と口を開いた。 看護師の感染は、高知県などが2月29日に「県内1例目」として発表。中内院長はクリニック名の公表を県と市に了承した。「非公表にすることで臆測や
高知県立大学(野嶋佐由美学長)が、永国寺キャンパスの図書館が昨春新設される際、旧館よりも建物が小さいため全ての蔵書を引き継げないとして、約3万8千冊に及ぶ図書や雑誌を焼却処分にしていたことが8月16日までに分かった。中には戦前の郷土関係の本をはじめ、現在は古書店でも入手が難しい絶版本、高値で取引されている本が多数含まれている。焼却せずに活用する方策をなぜ取らなかったのか、議論になりそうだ。 新図書館の狭さ理由 同大によると、焼却したのは3万8132冊(単行本や新書などの図書2万5432冊、雑誌1万2700冊)。2014~16年度中に断続的に13回に分けて、業者に委託して高知市の清掃工場に運び込み、司書らが立ち会う下で焼却したという。 焼却した図書2万5432冊のうち、複数冊所蔵している同じ本(複本)を減らしたのが1万8773冊。残りの6659冊は複本がなく、今回の焼却で同大図書館からは完全
■争点が見事に隠れる■ 今選挙注目の「3分の2」とは? 今回の参議院選挙は、憲法改正に前向きな勢力が「3分の2」の議席を確保できるか否かが一大焦点となっている。結果いかんでは戦後政治、人々の暮らしの大きな転換となる。が、この「3分の2」の意味や存在、有権者はどの程度知っているのだろうか。高知新聞記者が2~4日に高知市内で100人に聞くと、全く知らない人は5分の4に当たる83人、知る人17人という結果が出た。 「3分の2」は憲法改正の是非を国民投票にかけるために必要な議席数。自民、公明両党を中心とした改憲派が3分の2以上を確保できれば、憲法改正に向けて改憲案の是非を国民に問うことができる。 では―。「今回の参院選は『3分の2』という数字が注目されています。さて何のことでしょうか?」 記者がこの質問を携えて街を歩いた。 返った答えのほとんどが「?」。「知らない」「さっぱり」「見当もつかない」の
高知のニュース よさこい祭り IT・デジタル・ネット デジタルPLUS 高知新聞からのお知らせ よさこい特集 今年も! チーム紹介、どこよりも詳しく 写真・動画さらに充実―デジタルPLUS 2024.07.09 08:49
元中村市教育長の谷崎等さん(92) 「今、語り継がねば」 「私は『関東軍防疫給水部』という細菌部隊にいました」―。旧中村市(現高知県四万十市)の元教育長、谷崎等さん(92)=四万十市佐岡=が、安全保障関連法案に反対する集会でこう切り出した。自身の戦争体験を公の場で語るのは初めてという。安全保障関連法案への疑問が膨らみ、多くの反対の声を押し切って進む国会審議。「戦争体験者の端くれになりましたが、やっぱり、今語り継がないかんと思って」。緊迫を増す動きが92歳を公の場へ突き動かした。 12日夕。四万十市の四万十川橋(赤鉄橋)の下に、安全保障関連法案に反対する市民約180人が集まっていた。谷崎さんはつえを突きながら軽四トラックの荷台に上りマイクを握った。 「細菌部隊というのは、その効力を試すため、度々実験を行わなければなりません。その実験は人体実験であります」 ■ ■ 谷崎さんは1944(昭和19
戦争避ける取り決めが安保 安全保障関連法案に対して、いわゆる「右派」からも異論が出ている。新右翼として長く活動してきた「一水会」創設者の鈴木邦男さん(72)もその一人。近年の憲法改正の動きや社会の「右傾化」に違和感を覚えるという。 ―「自由のない自主憲法より、自由のある押し付け憲法の方がいい」と発言されてますね。 「押し付けは事実だし、批判も当然。今でも憲法を見直すべきだと思う。でも、それには今の憲法以上の夢と希望が必要。今の改憲の動きはただ戦前に戻ろうとしているようで、あれだけの犠牲を払った教訓を生かせていない。(自民党改憲草案にある)天皇を元首にするとか、天皇も迷惑でしょう」 ―夢と希望? 「(連合国軍総司令部=GHQ=民政局のスタッフとして)現憲法の起草に携わったベアテ・シロタ・ゴードンさんに何度か会いました。彼女は『米国でもできないような民主的条項を作ろうと思った』と。9条にしても
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