トルコからエーゲ海を渡ってきた移民や難民がギリシャのレスボス島の海辺に脱ぎ捨てた救命胴衣(2015年12月3日撮影、資料写真)。(c)AFP/ARIS MESSINIS 【6月8日 AFP】国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は7日、欧州に向けて地中海(Mediterranean Sea)を渡っている途中に死亡した移民らが2014年以降で1万85人に達したことを明らかにした。一方、欧州連合(EU)はアフリカからの移民流入に歯止めをかけるための新たな計画を公表している。 地中海では過去数週間に移民船の海難事故で数百人が犠牲になった。UNHCRはこうした航海中の移民らの死者が今年に入ってから急増しており、1月からこれまでで2814人に上っていると発表した。 死者数は2014年が3500人、2015年が3771人だった。 EUとトルコが3月に合意した移民流入阻止の枠組みにより、トルコ経由の移民