レストランの会計で、全て1円玉で支払うというイタズラをした高校生男子を、店員が撃退するエピソードがツイッターで話題となった。 店員は、「俺らも数えたんだからお前も数えろ」と要求する高校生に対し、秤(はかり)を持ってきて、1円玉が1枚1グラムという特性を利用して、あざやかに会計を済ませたというものだった。 このエピソードはツイッターで話題となり、「一休さんみたいだ」と賞賛する声が多く寄せられた。一方で、「(硬貨)20枚以上は断る権利があったんじゃないかな」と、そもそも大量の硬貨でお客が支払おうとした場合、店側が断れるのではないかと指摘する声もあった。 「大量の硬貨」を用いた支払いは、法的には問題ないのだろうか。店側は拒否できるのか。前島申長弁護士に聞いた。 ●硬貨20枚以上で支払う場合、店側は拒否できる 「結論から言えば、飲食店などで、客が大量の1円玉で代金の支払おうとしたような場合、店側は