11月14日、世界的なゲームの権威である『The Game Awards 2023(以下、TGA)』が、ネクソンという大資本傘下のゲーム『デイヴ・ザ・ダイバー』をベストインディーゲーム部門にノミネートされたことで、インディーゲーム定義の曖昧さと、大資本のバックグラウンドを持つインディーゲームの存在が再び議論になっている。
コロナに対策する警戒心も薄れてきたのか、そんなコロナが身近でもまた流行っているので、身近な人への警告の意味を込めて私がコロナにかかった経験をここに記録しておきます。
『Fate/Grand Order(FGO)』の中国版で、中国を起源とする多数のキャラクターに修正が行われ、日本、中国のプレイヤーの間で話題となっている。公式の発表によると、何らかの修正が入ったのは不夜城のアサシン(武則天)、荊軻、呂布、哪吒、項羽、秦良玉、始皇帝、虞美人(アサシンおよびランサー)、赤兎馬、司馬懿、楊貴妃、玄奘三蔵の合計13人。『FGO』は、歴史上・空想上の偉人を、ときに性別を変え、ときに荒唐無稽な表現で描写することもある RPG。これが中国の「共産党政権が考える正しい歴史認識に沿った描写以外を認めない」という方針に触れたものと噂されている。 修正の内容はキャラクターに応じて異なるが、すべてのキャラクター名についてはクラス名(ゲーム内の役割)+図鑑コードに置き換えられている。 たとえば、呂布は“狂战士049”、始皇帝は“裁定者229”などだ。 キャラクターによってはイラスト
米国時間9月10日、App Store の規約などが連邦と州の定める反トラスト法(独占禁止法)、カリフォルニア州の不正競争防止法に違反するとして Epic Games が Apple を訴えた裁判において、ついに判決が言い渡された。結論としては、Epic の主張が一部認められ、結果としては Apple の支配にくさびを打つ判決が下されたと言えるだろう。Apple による規制は反競争的で消費者の選択を狭くしているとして、App Store で Apple の決済以外を認めない規約を廃止することを求めている。つまり、独自決済が認められる見込みだ。一方、Apple が独占企業である、という主張は認められず、 Epic Games は規約違反を犯して得た収益の一部を賠償金として Apple に支払うことを命じられている。 本訴訟は、2020年に Epic Games がスマホ版『Fortnite(
パラメキア帝国が世界制覇をとげようとするなか、プレイヤーは滅ぼされた国の人々が集う反乱軍に身を投じ、それにあらがう……。 1988年にファミリーコンピューター向けに発売された『ファイナルファンタジーII(以下、FF2)』が2021年、『ファイナルファンタジー II ピクセルリマスター(以下、FF2PR)』と名前を変え、装いも新たに登場した。 “ピクセルリマスター”とは、究極の2Dリマスターを掲げるスクウェア・エニックスのシリーズ作。 原作に近い内容で、バランス、見た目、音楽共に現代に通じる形で再生するプロジェクトだ。 しかし、私にとって『FF2』は当時としてもゲームバランスが粗く、同時にその粗さが味であり魅力というクセのある1作。 見た目はともかく、粗い面白さも含めてゲーム内容を現代風になおせるものだろうか? 今回は『FF2PR』を、『FF2』のファミコン版をリアルタイムで遊んだ私の目線で
消費者庁は、2021年6月28日、株式会社 gumi と株式会社スクウェア・エニックスが提供する『WAR OF THE VISIONS ファイナルファンタジー ブレイブエクスヴィアス 幻影戦争(FFBE幻影戦争)』に対して、景品表示法に違反する優良誤認が認められたことから、措置命令を行ったことを発表した。 これを受けて、同ゲームの公式サイトではお詫びと説明のプロデュースレターが掲載されている。 発覚までの経緯は以下の通り。 2020年5月、『FFBE幻影戦争』のガチャ結果が偏っていると噂になり、この時期から特定の順番でガチャが当たる「ガチャテーブルがあるのでは?」と噂され、とくに大口の課金者の一部が警戒を強めていた。11月14日に1周年を記念した各種イベントが始まるが、UR枠確定10連召喚(ガチャ)において同じ抽選結果・特定の順番でURユニットが当選しているプレイヤーが多く発生した。有志に
「俺の考えた理想のゲームを世に問いたい!」 インディーゲーム開発者の話を聞いていると、大抵は作りたいゲームがあって、業界に身を投じている。 しかし、「プログラムで物を作るのが楽しいから、ゲームを作ってみるか」と、理想のゲーム像がないところから業界に入り、5年で Nintendo Switch で3作もゲームを出すに至った珍しい開発者がいる。 2021年6月24日に『レイジングブラスターズ』を Nintendo Switch 向けにリリースした Terarin さんだ。 今回、新作発売記念でゲーム開発を始めたきっかけから、Nintendo Switch でゲームを出すまで、世にも奇妙な経緯を聞けたので、皆さんにお届けする。 正直、インタビューを通じてこんなに「独特だな」と思えた人は私の経験からしても少ない。 ゲーキャス: Terarin さんは、初めてゲームを出してから5年で Nintend
最近、Game-i というサイトのデータを使ってスマホゲームの売上を語る SNS 上の会話や、ニュースを見ることがある。そのサイトの売上データは業界的に信頼度が低いことで有名だと思っていたが、一般ではかなり信じている人もいて、ゲームの行く末を考える指標にしている人もいるようだ。いやいやいや、あれは指標にするのも良くないデータで、とんでもないことだ。 よって、今回は Game-i というサイトの売上データは信用できないし、これを元に会話することでゲーム会社に被害を与える可能性があるので利用しない方が良い。また、それをデータとして引用するニュースサイト、動画配信主はリテラシーが低いことが透けて見えるのでやめた方が良いという話をここに書いておく。また、同時に比較的信頼度の高い情報を得る方法もここに書くので参考にして欲しい。 本来、正確な売上データは極秘で、非常に多くの要因で変化するために予測も難
なぜ洋ゲーのキャラクターは強くなるほど怒ってごつい顔になっていくのだろう? 最近はまっているスウェーデンのゲーム『Rivengard』で気になっていたことに、同じスウェーデンのゲーム会社に勤めているデザイナーさんに聞いてふわっとインタビューしてもらえました。 聞いて下さったナマステ・キティさんは、Twitter やブログで北欧のゲーム開発やゲーム情報を発信しているのでこの記事が気になったらぜひフォローしてみてください。 スウェーデンのモバイルゲーム『Rivengard』をご紹介!という記事を書いていたら、ゲームキャストの中の人が「進化するほどキャラクターが可愛くなくなる洋ゲーイズムだけはアレだけど」というTweetを見てちょっと気になったので、このイズムは何なのか?どこから来ているのか? 同じくスウェーデンベースのスタジオ Flamebait Games のキャラクターデザイナー・3Dデザ
本日11月17日、スクウェア・エニックス(スクエニ)のゲーム『WAR OF THE VISIONS ファイナルファンタジー ブレイブエクスヴィアス 幻影戦争(FFBE幻影戦争)』にて不具合が発生していたことを発表した。『FFBE幻影戦争』は『ファイナルファンタジー』の派生作品で、『タクティクスオウガ』風のビジュアルを採用してコアな人気を誇るタクティカルRPG。不具合内容は、発表された9つのガチャの抽選結果が複数プレイヤー間でまったく同じになるものとされている。(不具合発表された)ガチャの複数の確定枠が存在する召喚において、確定枠に同レアリティかつユニットもしくはビジョンカードのみを設定していた場合に、同じ召喚結果が提供される場合がある不具合を確認いたしました。 ※確定枠に別レアリティやユニットとビジョンカードが混在する場合は上記不具合は発生しないことを確認しております。(公式発表より抜粋)
どうしても、このソシャゲ運営の行動が理解できないのです。 無理なお願いかもしれませんが、その理由を調べられたら記事にしてください。 ゲームキャストにはときおり、ソシャゲに関する調査依頼がくる。 大抵は無理な依頼だが……偶然にも調べることができたのでメールをくださった方のために記事化する。 「このゲームは、×月より運営元を●●社に移管します」 近年、苦戦しているソーシャルゲームが他社に移管され、運営元が変更されることがままある。運営の変化によってアップデート頻度が変わったり、課金要素が変化したりすることもあり、プレイヤーにとっては大事件だ。 その運営移管の事件でもとくに話題になった……闇案件とも言われる事件が、今回説明する『ハーレム伝説事件』である。 その事件は2019年におきた。 話題になったゲームは『蒼穹のミストアーク(以下、ミストアーク)』で、これは“未来を救う”ために勇者が聖剣を求め
昨今のオンラインゲーム市場は競争が激しく、多くのゲームが1年未満でサービスを終了していく。 ところが、新作を出すよりも厳しい世界がある。それは、初動が振るわなかったゲームの再起をかけて大リニューアルするものだ。 リニューアルが大成功する例もあるが、その多くはうまくいかず、一説には商業的な成功率は10%未満で、新作を作った方がヒット率は高いといわれる。 しかし、スマホゲームとしては異例の1年近いメンテナンスを行い、そのハードルに挑戦しているゲームがある。 スマートフォン向けクイズRPG『マチガイブレイカー Re:Quest』だ。 業界最長8,247時間のメンテに突入した『旧マチブレ』 通常、クイズRPGはクイズに対して正答することで敵に攻撃する仕組みを持つ。 しかし、『旧マチブレ』は正答ではなくマチガイになる回答を指摘して破壊する “つっこみクイズRPG“として、2018年9月12日、『旧マ
「広告動画とゲームの内容が違いすぎる!」 ときおり、ゲーム好きの間では”広告詐欺”が話題になります。広告詐欺とは、実際のゲーム内容が著しく異なる動画などを利用して集客する手法です。スマホで広告付きゲームをプレイしていれば、1度はこういった事件を経験したことがあるとおもいます。なんで、こんな動画が作られてしまうのか不思議ですよね。そこで、ゲームキャストは、これをネットで調べてみました! スマホゲーム広告では、「スマホのゲーム広告が実際のゲームと異なる」という批判がかなり昔からあったようです。 有名なものでは2015年、Machine Zoneの『Game of War』のTVCMは「ゲーム画面がない」「女性の裸だけじゃないか」と言われて不評を買っているみたいです。 『Game of War』は日本で言えば『ブラウザ三國志』、最近のスマホゲームで言えば『マフィアウォーズ』のような、大勢のプレイ
近年、スマホ向け、ブラウザ向け広告にゲーム内容と実際が異なる悪質な広告が増えていっている。今回『ビビッドアーミー』がそういった広告を自らネタにし始めた様子を見て、これが一般的になると問題があると感じているため、『ビビッドアーミー』などの用いる悪質広告・それに便乗した炎上商法を規制するべきではないかという話をここで行っていきたい。 悪質広告とは? 悪質広告とは、実際にゲームにかけらも登場しない要素を前面に押し出してプレイヤーを獲得する広告方法。Twitterなどでは“広告詐欺”と言われるが、正しいゲームの内容を伝えない質の悪い広告ということでここでは“悪質広告”とする。 スマートフォンでは『FF15新たなる王国』あたりから話題になったので、ご存じの方も多いだろうか。広告を見てゲームを始めると、いくらプレイしても広告で見た内容が登場しなかったり、ゲーム要素として登場せずに騙されるという問題だ。
ゲームエンジンUnityの技術カンファレンス、Unite Tokyo 2019にて、技術と異なる一風変わった話があった。バンダイと集英社の関係がどのように始まり、どのように変化したのか。 『ドラゴンボール』ゲーム化の話を中心に出版社サイドとゲーム会社サイド、それぞれの視点を語る……と言うより、苦労を重ねたバンダイ側に、当時の集英社側監修の責任者が真実を語るセッション『出版社とゲーム会社はなぜすれ違う?ドラゴンボールのゲーム化で酷い目にあった…もとい勉強させて頂いた話』である。 非常におもしろ……いや、ためになる話だったので、ここにレポートを残しておく。 セッションのスピーカーは4人。 『週刊少年ジャンプ』編集者として『ドラゴンボール』の担当し、Dr.マシリトという異名でも知られる鳥嶋和彦さん。 バンダイナムコエンターテインメント取締役にして、『ドラゴンボール』や『NARUTO-ナルト-』な
動物の死に耐えた世界で、ただ1人生き延びた老博士が、科学的に動物を作り、再び世界を再生する……そんなテーマと美しいアートで、瞬く間に話題をさらった『World for Two』。 インディーゲーム展示会BitSummitにて、その制作に関して、プログラマーでありシナリオなどのメイン作業をほぼ担当したしんいちさん(@shinichi399)、アートを担当したおでーんさん(@ohanhan)、音楽を担当した椎葉大翼さん(@shiibadaisuke)にお話を伺えたのでミニインタビューとして掲載する。 『World for Two』のリリース、おめでとうございます! さっそくですが、これだけのゲームが完全無料で提供されたのがにわかに信じられず、その理由をお聞きしたいのですが、可能でしょうか。 しんいち: 理由は複数あります。 単純に、たくさんの人に遊んで欲しかったのが1つ。 無料、広告なしによる
Appleが新たに発表した定額ゲームプレイサービス“Apple Arcade”。その発表が、あまりにすごかったので、今回は記事でそれを説明したい。そもそも「あのサービスは本気なのか?」と考える方もいるだろう。それに関しては「間違いなく本気だろう」と言っておく。 一説によれば、ソニーはPS Plusの会員サービスだけで4,340億円を2018年で売り上げたという。mobile indexによれば、『Fate/Grandorder』の2018年の売上が1,050億円。最も稼ぐソーシャルゲーム以上の売上を期待できる分野がゲームの月額サービス。だからこそ、GoogleもMicrosoftも必死になってそこに向かっているわけだ。 Appleだってそこに向かっていくし、その本気度はゲームのラインナップから完全に伝わってきた。 さてApple Arcadeは本来は有料で、課金なしのゲームを、定額で好きに
ゲームセンターCXなどでゲーム系芸能人として名をはせる有野課長が、本日 Twitter で「アプリはやりません。そこにエンディングがないので」と語ってしまった。 これは「なぜゲームをするかって?そこにエンディングがあるからや!」という持ちネタのパロディで、『マインクラフト』のように終わりのないゲームもやっていた有野さんだから、「自分の都合で区切りがつけられないゲームはやらない」程度の意味で言ったものだとは思う。 が、スマホゲームを専門にしているライターの身としては、この発言は見過ごせない。スマホゲームだって終わりはあるし、名作はたくさんある。 だから、ここに「有野課長に遊んでほしい、エンディングのあるゲーム13選」を選んで書いてみた。有野さん、アプリも遊んで! ・有野さんが遊びそう(攻略要素がある) ・スマホゲームとして作られた作品で面白い(スマホが先のゲーム) ・終わりがある(スタッフロ
先日紹介した、Steam / Nintendo Switch 向けのシューティングゲーム『BLACK BIRD』が面白い。 (RPGのように発見し上達するシューティング『Black Bird』レビュー) シューティングが得意ではない私でもすごく熱中して遊べて、「あ、極められそう」って気分で遊べる。RPGでレベル上げをしているような上達感がプレイヤーにある、不思議な感覚。 今日はお時間ありがとうございます。 いきなりですが、木村さんの新人の頃のゲーム『ロマンシング・サガ3』がリマスターされますね。 ▲ロマサガ3、2019年にリマスター版がスマホ・ゲーム機に登場する。 木村: ちょっと見るのが怖い。あのゲームのマスコンバット部分の担当プランナーが僕だったから、どうなるのかすごく気になっている。若い頃の自分がダメだった記憶しかなくて(笑) 「ほんとうに未熟で申し訳ございませんでした〜」 ですか(
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