安倍晋三首相は29日の衆院予算委員会で、自身が過去に週刊誌で「隠し子がいると断定された」と“嘘”を書かれたと主張し、誤った報道に訂正を求めるのは政府・与党であっても当然との考えを示した。 民主党の奥野総一郎議員との質疑応答の詳報は次の通り。 ◇ 奥野氏「首相に伺いたいのだが、報道の自由は大事だということを伺った上で、こうした首相自身の発言、これ、何度も聞かれていると思うが、首相自身の発言が報道の萎縮を招かないか、そうした文書を政権与党が渡すことが報道に萎縮を招かないか。その後の対応、取材拒否であるとか、文書を出すということを首相は承知しているのか。首相は容認しているのか。あるいは指示しているのか。伺いたい」 安倍首相「報道も間違えることもありますし、事実と違うことを報道することはあるんですね。それは委員もお認めになると思う。そのときは訂正していただかなければならない」 「例えば