というわけで、観てきました。出演は浦沢直樹に夏目房之介、藤本由香里。さらに会場から、永井豪、谷口ジロー、荒木飛呂彦が挨拶するという豪華仕様。ほかにも、客席には有名な顔がチラホラと。 シンポジウムの内容は、いずれどこかに載るらしいので簡単に書くと、メビウス氏がキャリアを振り返る前半に、「BSマンガ夜話」出張版という風の後半――いしかわじゅんばりに浦沢氏が実際にスケッチしてみせつつ描線の魅力を語ったり――という構成。夏目氏が、コマ割りやマンガの記号性といった具体的な箇所に踏み込んだ質問をすると、メビウス氏がペンを走らせつつ、抽象的な返答をするという、微妙なズレが、何やら面白かったな。通訳の問題かもしれないけどね。 とにかくメビウス氏が即興で描いてみせる絵が良くってね。浦沢氏が「俺もう下書き書くの止める!」「江口寿史さんが「マンガは音楽と違ってライブでできない」って言ってたけど、あれは間違いだっ
![明治大学国際日本学部シンポジウム「メビウス∞描線がつなぐヨーロッパと日本」 - 移転跡地](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/03bc5de7fa109cce39051242f3ebae75fa928a45/height=288;version=1;width=512/http%3A%2F%2Fimages-jp.amazon.com%2Fimages%2FP%2FB001XW78B8.09.MZZZZZZZ.jpg)