米Microsoftは欧州で次期OS「Windows 7」に自社ブラウザ「Internet Explorer(IE)」を搭載しないで販売する方針を明らかにした(関連記事)が,欧州委員会(EC)は同社に対する厳しい姿勢を崩していない。 ECはベルギーで,現地時間2009年6月12日,Microsoftのブラウザ抱き合わせ販売に関する独占禁止法違反の疑いについて,近いうちに判断を下すと発表した。Microsoftの提案についてECは,「消費者にブラウザの選択肢を提供するよう求めたのであって,ブラウザ無しのWindows提供を指示したのではない」としている。 ECは今年1月,WebブラウザとOSの抱き合わせ販売が独占的地位の悪用に関する条項に触れるとして,Microsoftに異議声明(Statement of Objections)を送った(関連記事:ECがMicrosoftに異議声明,「Win