8日、パレスチナ自治区ガザ地区の動物園でシマウマに似せて着色したロバに乗って遊ぶ子どもたち(ロイター) パレスチナ自治区のガザ地区にある動物園で9日までに、白いロバに黒のしま模様を描いた「シマウマ」2頭がお目見えし、子どもたちの人気者になっている。 ガザからの報道によると、同園には今年初めまで本物のシマウマが2頭いたが、イスラエルによる大規模攻撃の際に世話を受けられず、餓死した。経営陣は代わりを探したが、イスラエルの物流封鎖をかわして密輸すれば数百万円かかるため、ロバへのボディーペイントを思い付いた。 最初はペンキを試したが見栄えが悪く、女性用の髪染めを使ったらうまくいった。よく見ると長い耳や眠そうな目はいかにもロバだが、離れた所から見れば違和感は少ないとか。一緒に写真を撮る来園者も多いという。(共同)