2010年5月13日、ジロ・デ・イタリアの第5ステージは、序盤のアタックからラストまでの逃げ切り勝ち。その牽引役となったのは、新城幸也(日本、ブイグテレコム)だった。 およそ10kmを過ぎた地点で単独アタックを決めると、その後加わった3人とともに4人で逃げ続ける。ラストは3人となって、ゴール前へ。残り1kmを切って大集団がすぐ背後に迫ると、ここで新城がスパート。他の2人も必死に新城に食らいつき、3人は懸命に逃げ続ける。精鋭スプリント集団が猛烈に追いかけるが、3人は見事逃げ切ってゴール。 力尽きた新城は3位でゴールラインを通過したが、彼の決死のラストスパートがなければ、集団に飲み込まれていただけに、新城は、劇的なクライマックスを演出した、今日の主役ライダーとなった。 「5年ぶりの優勝だから嬉しいよ。」と満面の笑みを見せたのは、優勝したジェローム・ピノー(フランス、クイックステップ)。「