宇宙航空研究開発機構(JAXA)は6月22日午前9時、準天頂衛星「みちびき」からの測位信号を利用できるようにした。対応端末であれば、従来のGPS信号を補完することでより正確な位置測定が可能になる。 現行GPSと相互運用性のある「L1-C/A」(1.5GHz)と「L2C」(1.2GHz)について、品質・信頼性が仕様を満たしているとしてアラートフラグを解除し、測位に利用できるようになった。 みちびきでは、富士通が軌道時刻推定・予報を、NECが測位システム全般の構築とSIを担当。目標仕様ではみちびきまでの距離を±2.6メートル以内で把握することが求められているが、これを100%で達成しているという。GPSの仕組み上、衛星までの距離を正確に把握することが測位の正確さにつながる。現行GPSは仕様上の誤差は±7.6メートルで、衛星の世代によってばらつきがあるという。 みちびきの信号は既に利用できる状態
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