在来HTMLの次世代版とされている、HTML5について、私見を交えて解説します。 HTML5とは。 HTML5とは、WHATWGとW3Cが共同で策定している次世代のHTML規格です。 もともと、W3CはXHTMLの普及に力を入れ、XHTML 2.0の策定を進めてきました。 しかし、後方互換性を無視した仕様の策定にはウェブブラウザヴェンダから反発があり、その結果大手ヴェンダであるもじら財団, アップル社, オペラ・ソフトウェアの三社でWHATWGが立ち上げられ、より現実的且つ互換性と拡張性を兼ね備えた仕様としてHTML5の規格化に着手しました。 一方、XHTMLが殆ど現場では支持されていないと言う事実(CMSなどの普及でXHTML 1.0文書は確かに増えたのですが、そのどれもが在来のHTMLの代用としての使い方に留まっていて、XMLの利点を生かしたものとなっていない)を突きつけられ、W3Cは