ついに森友学園「文書改ざん」をめぐる集中審議が国会で始まる。 破棄、未作成、隠蔽…これまでも公文書に関係する不祥事が多発してきた安倍政権だが、その根底にはこの国の「公文書軽視」という病が横たわっている。 歴史学の視点から公文書研究に携わる、瀬畑源・長野県短期大学准教授の警告。 「言葉遊び」を続ける政権 やってはいけないことをやってしまった。 森友学園に関する文書の「書き換え」を財務省が認めたときの最初の感想である。 筆者は、歴史研究者の立場から、公文書管理制度について長年コメントをし続けてきた。2月に『公文書問題 日本の「闇」の核心』(集英社新書)として一冊の本にまとめたが、この中で主に批判しているのは、法の抜け道を探りながら、文書を捨てる、文書をあえて作成しない、文書を作成しているのに「公文書」として扱わない(個人が作った私的なメモ)、とした事例である。 当然これらも大きな問題ではあるの
![日本人が「公文書改ざんの重大性」にピンと来ないのはなぜか?(瀬畑 源) @gendai_biz](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/4127e333972552c422328c6673706dc167269469/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fgendai-m.ismcdn.jp%2Fmwimgs%2F9%2Fa%2F1200m%2Fimg_9a705051a7eb7a29d9a172df2b98b6ee94831.jpg)