米首都ワシントンの最高裁前で、抗議活動をする人々(2022年5月3日撮影)。(c)Brendan SMIALOWSKI / AFP 【5月4日 AFP】米連邦最高裁判所が、女性の人工妊娠中絶の権利を長年にわたり守ってきた判例を覆そうとしていることを示した意見草案の流出を受け、ジョー・バイデン(Joe Biden)大統領は3日、同国の有権者に対し、中絶の「基本的」権利を守るよう訴えた。 2日に意見草案が報じられたことを受け、米政界には激震が走った。最高裁の判断は歴史的な転換点となる可能性があり、中絶問題が11月の中間選挙の焦点となることは必至だ。 ジョン・ロバーツ(John Roberts)最高裁長官は3日、流出した草案は本物だと認めつつも、最終的な決定ではないと説明。裁判所の執行官に対し、流出元について調査を指示したことを明らかにした。 草案は数か月以内に正式な判決となる可能性がある。その