サウジアラビアの政府系ファンドPublic Investment Fund(PIF)が、任天堂などの日本のゲーム会社株式の買い増しを検討していることが10月5日に共同通信によって報じられていた。一方で10月8日には、買い増しを検討するという報道から一転し、PIFが任天堂の株式を一部売却していたことが明らかとなった。 PIFは、1971年に設立されたサウジアラビアの政府系ファンド。現在はサウジアラビアの皇太子であるムハンマド・ビン・サルマン氏が会長を務めている。同氏は日本のアニメやゲーム好きと知られ、PIFはテンセントやActivision Blizzardのほか、カプコンやネクソン、コーエーテクモホールディングスなどゲーム業界に幅広く投資をおこなってきた。 共同通信は10月5日、PIF傘下のSavvy Games Groupの副会長であるファイサル・ビン・バンダル王子とのインタビューに基づ