エンジニアリングの世界においては、「読みやすく、理解しやすいコード」が正義とされます。ですが、その対極にある「複雑怪奇で難解なコード」を書くことに情熱を注ぎ、それを職人技の域にまで高めたエンジニアがいます。Rubyコミッターである遠藤侑介(mame)さんです。 故意に難解なC言語のプログラムを書き、読みにくさと複雑さを競う「IOCCC」や自身のソースコードと完全に同一の文字列を出力する「Quine」などに、20年以上も取り組んでいます。今回は、遠藤さんがこれまで書いてきたコードの数々を紹介していただきました。 「プログラミングでこんなことができるのか!」徹夜で解読した原体験― 遠藤さんが、Quineや難解プログラミングの世界に触れたきっかけは何だったのでしょうか? 大学時代のプログラミングサークルですね。いろいろな領域に詳しい先輩がいて、「IOCCC」や「Quine」という概念をその方から

