独立行政法人 情報処理推進機構セキュリティセンター(IPA/ISEC)と一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は10月26日、LinuxカーネルのRDSプロトコル実装に権限昇格の脆弱性が確認されたと「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。 「Linuxカーネル2.6.30〜2.6.38-rc8」には、ユーザーが指定したメモリアドレスを正しく検証しないことが原因で、権限を昇格される脆弱性が存在する。この問題が悪用されると、ローカルユーザーによってRoot権限を取得される可能性がある。 JVNでは、該当ユーザーは、利用するLinuxディストリビューションが提供する情報を元に最新版へアップデートするよう呼びかけている。なお、コマンドによってRDSプロトコルを無効にすることも可能だ。
![LinuxカーネルのRDSプロトコル実装に権限昇格の脆弱性](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/b2e7e8148382fd7b3dec79b2c199e08ace74193a/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fjapan.cnet.com%2Fmedia%2Fc%2F2012%2Fimages%2Flogo%2Flogo_ogp_1200.png)