かねてから世界各国でスーパーコンピューターの開発が行われ、「世界最速」が競われていますが、従来のスーパーコンピューターの1000倍以上の速度で演算が可能になる「1分子コンピューター」につながる技術が登場しました。 従来のシリコントランジスターを基盤とした情報デバイスよりも100倍以上コンパクトで、1000倍以上速い革新的な情報処理技術としても期待を集めており、シリコントランジスターの高集積回路が持つ問題点を解決する手段として活躍する日が来るかもしれません。 詳細は以下から。 ナノより小さい1分子コンピューター内の情報書き換えに成功 -分子1個で任意の超高速演算を可能にする新しい光技術- 大学共同利用機関法人 自然科学研究機構 分子化学研究所のプレスリリースによると、現代の高速情報処理技術はシリコントランジスターの高集積回路に依存しており、これ以上高集積化が進行して絶縁体の幅が数原子層レベル
コンピューターがクイズ王に勝った――。2011年2月、米IBMが開発したコンピューターシステム「Watson」が米国のクイズ番組に出演し、クイズ王を抑えて優勝したというニュースは、国内でも大きく報道された。このWatsonの開発には、実は日本IBMの東京基礎研究所も携わっている。2011年3月9日、同研究所の武田浩一氏が講演し、Watsonの技術について詳しく説明した。 武田氏が講演したのは、平成22年度 科研特定領域「情報爆発IT基盤」成果報告会。文部科学省の補助金を受け、2005年度から2010年度にかけて行われた大規模な研究プロジェクト「情報爆発時代に向けた新しいIT基盤技術の研究」の成果報告会で、基調講演を行った。 Watsonは、約4年の歳月をかけた大規模プロジェクトだったという。世界各地の研究者25名をはじめ、8大学の協力も得て研究開発を進めた。IBMは過去に、チェスの世界チャ
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