アメリカのトラックはボンネット型キャブが主流。塵芥車や消防車など一部の用途ではキャブオーバー型キャブも見られるが、ロングホール(長距離輸送)ではボンネット型キャブに巨大なスリーパー(居住スペース兼寝室)という組み合わせが一般的だ。 一体なぜアメリカのトラックはボンネット型キャブを採用しているのだろうか? 世界のトラック事情に詳しい多賀まりお氏に解説してもらった。 文/多賀まりお ※2020年6月15日発売「フルロード」第37号より 【画像ギャラリー】ボンネット型キャブが存在感バツグン!! アメリカの長距離トラック大集合!!(19枚)画像ギャラリー アメリカのインターステーツ(州間高速道路)を走るトラック/トレーラの車体寸法に大きく影響しているのが、1974年に導入された連邦の橋梁照査(通称フェデラル・ブリッジフォーミュラ)である。 日本の最遠軸距/隣接軸重規制と同じく、橋梁を課題な負荷から