サイボウズはグループウェアの機能を備えた無償のWebサービス「サイボウズLive」を2010年前半に正式提供する。従来のパッケージソフトとは異なる切り口の同サービスは、サイボウズが新たな収益源を確保できるかどうかの試金石であるのと同時に、ソフトウェアベンダーの新たなもうけ方の可能性を示すものでもある。 サイボウズは11月下旬、個人がグループウェアの機能を無料で使えるWebサービス「サイボウズLive」を発表した。社外の人や家族、知人などを含む「グループ」を作成すると、メンバー間でスケジューラーや掲示板といった基本的な機能が使えるようになる。企業外の人と情報を共有できる「セカンドグループウェア」というコンセプトが売りだ。 同社はパッケージソフトを収益の柱としている。だがサイボウズLiveは完全なWebサービスであり、単体での収益化を目指している。IT関連のサービスを軸にした事業戦略を採るベン
![ソフトベンダーの新たな稼ぎ方](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/ae1e9057126f27685beb34d10089eae603bc301a/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fimage.itmedia.co.jp%2Fenterprise%2Farticles%2F0912%2F03%2Fl_live-01.jpg)