ブックマーク / bunkaonline.jp (13)

  • これが石丸伸二だ!:ロマン優光連載299

    299回 これが石丸伸二だ! もし、今まで決まってなかったことが前日の動きで急に決まったことを「突如」と表現したことに対して「突如」と言った根拠を述べよと言ってくる人がいたら、どう思うだろう。 2023年7月の広島県安芸高田市定例記者会見での石丸伸二氏(当時安芸高田市長)の発言である。 別に「突如」と表現として何もおかしくはない。常識の範疇ではないだろうか。こういったところで相手をやりこめようとするのは私はどうかと思う。 PR 東京都知事選挙で獲得投票数2位につけた石丸氏。選挙後にメディアで行われたインタビューの数々で見られた噛み合わない様子が「石丸構文」として話題になっており、SNS上ではこれを題材にした大喜利が繰り広げられている。 質問に対して問われたことに答えず、題とずれた部分の定義付けを執拗に求める。ストレートに質問に答えない。質問に質問で返す。論点をずらして相手を煙に巻く。相手

    これが石丸伸二だ!:ロマン優光連載299
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    WildWideWeb 2024/07/13
    悪評しか聞かない人も誰かにとっては良い人、好人物なんて当たり前すぎる。「実際に会ってみると良い人ですよ」で宥めたい向きもあるんだろうが、同じ話は森元首相、故安倍元首相の時も聞いたではないか。
  • 園子温インタビューがひどい・火事でも逃げない二郎の客:ロマン優光連載293

    何気なくインターネットを開くと、たまに「あなた、大丈夫なの!?」と思わず声が出てしまいそうになるものが目に飛び込んでくることがある。 そして、この「あなた、大丈夫なの!?」には、 (なんでそんなことするのか意味がわからない) (絶対に大丈夫じゃない…) というふたつの内心の声がくっついているわけである。 たとえば、はあちゅう氏のなりすましをめぐる裁判などは私にとってそういう案件である。 有名ブロガー・はあちゅう氏を巡る不思議な裁判の判決が出ました。 ①はあちゅう氏の「アンチ」であるA氏がTwitter上で、はあちゅう氏が自分のなりすましアカウントを作成したと言及する。 ②はあちゅう氏がA氏の複数の投稿についてプライバシー権の侵害や名誉を毀損したとして訴えたのだが、その中になりすましアカウントに対する言...

    園子温インタビューがひどい・火事でも逃げない二郎の客:ロマン優光連載293
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    WildWideWeb 2024/06/01
    自分も完璧とは言えないという意味で敢えて自己起因でない例で(自分を低く見積もって)自分を懐疑したところで、喩えのカテゴリーミスと言われるか、あざといと言われるか、二郎を巻き込むな、と言われるかになる。
  • 西新宿タワマン刺殺事件で被害女性がなぜか叩かれまくった件:ロマン優光連載291

    5月8日未明に起こった、西新宿のタワーマンションの敷地内で25才の女性が待ち伏せしていた51才男性に刃物でメッタ刺しにされて殺害された事件。例のごとく、はっきりとした情報が出ないうちからネット上には被害者を叩く人間が出現し、げんなりさせられた。道義的な問題や情報リテラシーの問題ももちろんそうだし、そんなことを書いたら訴えられることもあるということがわからない危機意識のなさにもうんざりだ。 被害者が水商売に従事していたこと。加害者は金を返してほしいと主張していたこと。加害者の父がマスコミに語った、息子は結婚したいなら金を出せと言われていたという話。こういった断片的な情報から「悪質ないただき女子に騙されて大金を奪われた可哀想な中年男性の復讐劇」というストーリーが形成され、それにそって被害者が盛大に叩かれていたわけだが、「純情な中年男を性悪な商売女がだまして復讐された」という昔ながらの物語と昨今

    西新宿タワマン刺殺事件で被害女性がなぜか叩かれまくった件:ロマン優光連載291
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    WildWideWeb 2024/05/18
    現実とフィクションは区別せよ論とか「確かに殺人は悪いことだが、それには理由が」レトリックとかを話題ごとのダブスタ上等で口にするか、きまり悪いなとモゾモゾするか。
  • ネトウヨ、リベラル左翼…自分のヤバい思想を押しつけて他人を攻撃する迷惑な集団一覧

    個人的な思想信条については、いくらそれが論理的に矛盾をはらんでいようとも、愚かなバカだな以上の感想は持ちません。しかし愚かなバカたちが自分の考えを他人様に強要してくるなら話は違います。完全に社会の害悪です。 何を信じようが勝手だが他人に強要するとアウト この日は論理的な思考のできない非常識な人たちで溢れています。それでも実害がなければギリギリ我慢の範疇です。ところが最悪なことに、彼らの一部は群れを作り、頭のおかしい自分たちの価値観こそが正義と信じ込み、他人に布教したり、あまつさえ意見を異にする者を攻撃したりするのです。 どんなに狂った価値観であっても、日では憲法で思想や信条の自由が保障されているので、何を信じようが個人の勝手です。ただし、自らのヤバい思想を他人に強要してくる時点でアウトなのです。他人の迷惑を省みることのない常識を逸脱した思想集団を紹介します。 ネット右翼の略称です。市街

    ネトウヨ、リベラル左翼…自分のヤバい思想を押しつけて他人を攻撃する迷惑な集団一覧
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    WildWideWeb 2024/05/02
    勝ち馬かと見ればそれに乗って、敗色が見えてくるとひっそり足抜けし、最初から自分は批判的だったと態度を変え、その後次の勝ち馬に乗る、をくり返すのが日本人というか人間の姿だと思う。
  • ほんとに災害時のデマは勘弁してほしい:ロマン優光連載273

    273回 ほんとに災害時のデマは勘弁してほしい 元旦におきた令和6年能登半島地震。今年の年明けがこのような事態になるなんて誰もが想像すらしてなかっただろう。被災者のことを考えると、何を言っていいのか当にわからなくなる。被災地域には親戚も知人もいる土地もあるし、心配で情報を求めてテレビをつけっぱなしにしていたのだが、気づくと体がガチガチに固まり、息が苦しくなるような重圧感をおぼえていた。聞いているだけでツラい。 こんな時にすらSNSで悪質なデマを飛ばしている人たちがいて、ただでさえ陰な気分に追い討ちをかけられるかのようだ。こんな時くらい黙っとけよと思うが、こんな時ほどチャンスだと思っている人もいるのだろう。 デマといっても不安からくる自然発生的なデマもあれば、なんらかの意図があって流されるデマもある。 この数日、X(旧Twitter)上でよく見かけたのは「県外ナンバーのハイエース」の話で

    ほんとに災害時のデマは勘弁してほしい:ロマン優光連載273
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    WildWideWeb 2024/01/06
    「自分は拡散する側に絶対ならないという謎の自信」と書く謎の自信、と書く謎の…(無限に続く)。/ 「勘弁してほしい」が理性を捨てずに表現し得る恐らく最も強い言葉というのも辛い。
  • 『あの子もトランスジェンダーになった』発売中止騒動を考える:ロマン優光連載269

    269回 『あの子もトランスジェンダーになった』発売中止騒動を考える 2024年1月24日にKADOKAWAから発売される予定だった『あの子もトランスジェンダーになった SNSで伝染する性転換ブームの悲劇』(著・アビゲイル・シュライアー/監修・岩波明/訳・村山美雪、高橋知子、寺尾まち子)が発売中止になった。 未成年の性別違和問題に触れただが、海外では資料の取り扱いや聞き取り相手の選択に関する手法に問題があると指摘されたり(同書が大きく参考にしているリサ・リットマン氏の研究自体がサンプルの選択に関する問題を指摘されているのだが)、トランスヘイトであるという否定的な評価もあるである。 発売告知後、日語タイトルやキャッチコピーがトランスジェンダーに対する偏見や差別を煽るものであると問題視され、海外での否定的評価を踏まえた上で同書がトランス差別のヘイトにあたるとしてX(旧Twitter

    『あの子もトランスジェンダーになった』発売中止騒動を考える:ロマン優光連載269
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    WildWideWeb 2023/12/09
    この機会に角川(KADOKAWAグループ)の社史を通読してみた。体制が次々変わるので「あの角川が」の「あの」が人によって違うだろうなとは思う。あと不都合なことは書いてないね。 https://group.kadokawa.co.jp/company/history/
  • 「暇アノン懺悔録」について:ロマン優光連載262

    262回 「暇アノン懺悔録」について 小川たまか氏によるインタビュー 『【暇アノン懺悔録】「暇アノンの姫」だった40代男性』(全4回) を興味深く読んだ。 Twitter(現X、以下同)上のフェミニストフェミニズム的な言説に対する反感に端を発した、暇空茜を名乗る男性によって起こされた一般社団法人Colaboや代表の仁藤夢乃氏に対する攻撃的な言及や真偽不明の様々な疑惑の追及。公金を巡る不正受給疑惑を打ち上げて住民監査請求をするような彼のやり方が有名人や政治家を含む多くのアンチフェミニズム傾向の人間をひきつけ、一時は大きなムーブメントとなったが、現在はその勢いは失速気味であるようにみえる。 今のところ、彼が主張した様々な疑惑の中に、真実と証明されたものはない。 また彼の主張が過激化し、ナニカグループなる存在を主張する陰謀論めいたものに発展していく過程でライトな支持者が逃げ出し、支持者の先鋭化

    「暇アノン懺悔録」について:ロマン優光連載262
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    WildWideWeb 2023/10/21
    他人の絶対無謬的な信念を嗤うときに、、果たして自分はどうかと考えないならば大差ないんじゃないの、と言うと、今度はその手のメタ思考を開陳する権利は誰にあるかでまたひと揉めするパターンかと思う。
  • ビートルズと「NewJeansおじさん」:ロマン優光連載259

    259回 ビートルズと「NewJeansおじさん」 ビートルズにはとても似てるとは思えない画像に 「写真良すぎる。マジで初期のビートルズみたい」 というキャプションをつける大喜利ポスト。 X(旧Twitter)でそういうものを何度か見かけ「なんだろう」と思っていたら、編集氏からのメールで謎がとけた。 あれは映画音楽に対する評論活動をしている宇野維正氏がK-POPグループ・NewJeansのメンバー全員が並んだアーティスト写真に 「写真良すぎる。マジで初期のビートルズみたい」 と付けて投稿したのを、元ネタにした大喜利だったのだ。 となると、このポスト自体は宇野氏の NewJeansファンとしての活動の一環ということになる。そういえば、この大喜利を見かけた時に 「 NewJeansおじさん 」批判ポストを何件か見たのだが、これが原因だったようだ。今、宇野氏はNewJeansにはまっている。そ

    ビートルズと「NewJeansおじさん」:ロマン優光連載259
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    WildWideWeb 2023/09/30
    雑かもしれないけど、10年くらい前の「AKB白熱論争」の頃も自分の「発見」の素晴らしさを競うおじさんゲームがあったような気がする。/ 追:今回の人とは別の宇野氏が論客の一人だった。
  • ジャニーズ擁護を頑張る人々:ロマン優光連載255

    255回 ジャニーズ擁護を頑張る人々 ジャニー喜多川性加害問題について、ジャニーズ事務所に依頼された第三者委員会である「外部専門家による再発防止特別チーム」による記者会見が8月29日に行われ、ジャニーズ事務所のHPで調査報告書が公開された。 調査報告書の内容としては、性加害の実在を認め、再発防止のための提言がされているものであり、これをああいった形で公開するということはジャニーズ事務所が性加害の実在を認めたということだと解釈するのが妥当だろう。 また、喜多川氏以外の社員による性加害があったという報告も含まれており、これは非常に重要な報告だと思う。 しかし、稿のテーマはこの性加害問題自体についてではない。この件で陰謀論が成長していっているさまが可視化されていること、それに関するあれこれがテーマである。

    ジャニーズ擁護を頑張る人々:ロマン優光連載255
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    WildWideWeb 2023/09/02
    与太話、トンデモ、妄言と陰謀論の区別つきにくい。陰謀論は首謀者的な存在が必要か?何でも特定の切り口で見る人々とも区別つきにくい。
  • DJ SODA痴漢事件とイラストレーター・あらいずみるいAI濡れ衣事件にみるバズりしか考えない人たち:ロマン優光連載253

    253回 DJ SODA痴漢事件イラストレーター・あらいずみるいAI濡れ衣事件にみるバズりしか考えない人たち 無理筋なことで他人を攻撃したり、いい加減な根拠をもとに他人を叩いたり、それが間違いであることを指摘されても謝らなかったり、自分が間違っていたこと自体を認めず相手が間違っているように主張したりする人が大騒ぎをしていることをネット上で見かけて、うんざりすることが多い。 最近では、DJ SODA氏の音楽フェスでの痴漢事件イラストレーター・あらいずみるい氏のAI濡れ衣事件でそういった人を多く見て、げんなりしていた。 大阪で行われた音楽イベントMUSIC CIRCUS‘23で、韓国のDJ・DJ SODAが客席に近づくパフォーマンス中に複数の観客に腕をつかまれたり、胸を触られるということが起き、DJ SODA氏からそのことに関してSNS上で発言があった。 自分の一番好きなアイドルはTIFに

    DJ SODA痴漢事件とイラストレーター・あらいずみるいAI濡れ衣事件にみるバズりしか考えない人たち:ロマン優光連載253
  • 「ブックオフで買った」というのは無駄な情報だから作者本人に伝えなくてもいい:ロマン優光連載246

    作者人に作品を「ブックオフで買いました(中古で購入しました)」と伝えることの是非についてTwitter上の一部で話題になっているようです。 個人的な考えでは「別に相手に伝える必要がないことをわざわざ人に伝えなくていい」ということに尽きます。 これで終わるとさすがにどうかと思うので、もう少し細かく考えていきますね。 「現行で普通に売っている作品(大前提です)を、それを普通に買うことが可能な環境にある人間が、作者には1円も収入が入らない中古で購入したということ」を人に伝えることの是非を問われているわけですよね。「ブックオフでしか買えない環境(経済的な問題、地域的な問題)の人もいる」みたいな話は極論ですし、それにしたって、購入先をわざわざ伝える必要があるかという話にはなります。あと、中古で購入することの是非とは全然ちがう話です。中古でやCDを買うこと自体は悪くないですし、自分もよく買いま

    「ブックオフで買った」というのは無駄な情報だから作者本人に伝えなくてもいい:ロマン優光連載246
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    WildWideWeb 2023/07/01
    タイトルと冒頭のトーンから、マイクロアグレッションの自覚対象に職業著述家も追加してほしいという主張になっていくのかなと読み始めたが、怒涛の展開である意味いつもの話に落ち着いていくのだった。
  • 柴田英里がフェミニズムの歴史から読み解くフェミニズムとは何か?フェミニストとは何か?現在の“フェミニズム”の問題点

    インターネット上で、フェミニストをめぐる騒動が頻繁に起きている。そういった騒動を見ていると、フェミニズムは男性性を嫌悪し、性表現を有害なものとする思想とも見えてしまう。実際のところフェミニズムとは何か。フェミニストである柴田英里氏がフェミニズムの歴史を紐解き、現在の“フェミニズム”を解説する。 Colabo問題を読み解くためにも 現在、インターネットでは、10代女性支援活動を行う一般社団法人「Colabo(コラボ)」とその代表である仁藤夢乃氏を中心として、連日炎上が起きている。東京都の若年女性支援事業委託団体の不適切な会計問題や、「困難な問題を抱える女性への支援に関する法律(略称『困難女性支援法』)」などが主なトピックだ。 コラボと仁藤氏を擁護する弁護団は、昨年11月29日の記者会見において、コラボに向けられた疑念や批判を、「女性差別」であり、「フェミニストに対する反発」であり、「女性に対

    柴田英里がフェミニズムの歴史から読み解くフェミニズムとは何か?フェミニストとは何か?現在の“フェミニズム”の問題点
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    WildWideWeb 2023/06/11
    文脈が異なる米国の議論を「歴史の必然」と丸呑みしつつキメラ化するくらいなら日本の文脈で日本型フェミニズムを構築すればよかったのにと思う。キリスト教の桎梏がない分アドバンテージもあるし、やりようはある。
  • 柴田英里寄稿 フェミニズムにとって性行為や性表現は忌むべき存在なのか

    インターネット上で、フェミニストをめぐる騒動が頻繁に起きている。そういった騒動を見ていると、フェミニズムは男性性を嫌悪し、性表現を有害なものとする思想とも見えてしまう。実際のところフェミニズムとは何か。フェミニストである柴田英里氏がフェミニズムの歴史を紐解き、現在の“フェミニズム”を解説する。 Colabo問題を読み解... 第一波~第四波の論争の変遷 以下、第一波から現在までの大まかな流れと、現在のフェミニズムが抱える問題を提示していく。 〈第一波における性的「行動/表現物」の論争〉 第一波フェミニズムの時期(1860年代~1920年代)は、テレビ放送開始以前であり(ラジオ放送開始は1925年)、即時的に情報を伝達するマス・メディアの環境は存在しなかった。そのため、性的「表現物」に関する大きな論争はない。 第一波の日フェミニストが関心を持った性的「行動」は、主に「堕胎罪」、「母性保護

    柴田英里寄稿 フェミニズムにとって性行為や性表現は忌むべき存在なのか
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