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  • 流動性の罠 : 池田信夫 blog

    2010年08月17日12:34 カテゴリ経済 流動性の罠 民主党のデフレ脱却議連やみんなの党が「デフレ脱却法案」を秋の臨時国会に出す準備を進めているようだ。政党から問い合わせがあったので、政治家の先生方にもわかるように図解でやさしく説明してみよう。 デフレ脱却を目標にするのは結構なことだが、どうやって実現するのか、実現できなかったら誰がどう責任をとるのかというペナルティがなければ、努力目標にすぎない。できなければ日銀総裁を更迭するというのなら、どうやって「2~3%のインフレ」を実現するのか、法案を出す政治家が具体的に説明する責任がある。 彼らは、なんとなく日銀がジャブジャブ金をばらまけばデフレを脱却できると思っているようだが、それは錯覚だ。図のように2001年から2004年にかけて、日銀は量的緩和でマネタリーベースを激増させたが、市中に出回るお金(マネーストック)は増えなかった。 マネタ

    流動性の罠 : 池田信夫 blog
    Willy
    Willy 2010/08/17
    最近、池田氏はトンチンカンな主張が減って無難になってきている。
  • 「デフレ脱却議連」の正体 : 池田信夫 blog

    2010年04月01日21:32 カテゴリ法/政治経済 「デフレ脱却議連」の正体 民主党の議員有志(公称)100人で「デフレ脱却議連」というのが発足したそうだ。30日に第1回の「勉強会」の講師に招かれたのが、なんと民主党が「天下り」として日銀総裁への就任を拒否した武藤敏郎氏だ。別にこれ自体は話題にならなかったのだが、ツイッターで「炎上」したのは、この議連の発起人の一人である金子洋一参議院議員のツイートだ:曲学阿世そのものですな。ポストほしさのさもしい男です。 RT @night_in_tunisi:皆も既に言ってるように、なんかいろいろおかしいぞ。個人的にはバーナンキの仮定がおかしい、というのが頭に来る。一体全体、何年デフレが続いてると思ってるのよ。現実を直視する能力がないの?ここで言及されているのは、岩康志氏のブログ記事なので、ここで金子氏のいう「ポストほしさのさもしい男」とは、岩

    「デフレ脱却議連」の正体 : 池田信夫 blog
    Willy
    Willy 2010/04/09
     日本では「反リフレ派」が一番多く、次に多いのが「普通のマクロ政策を求める人」である。反リフレ派によると、「リフレ派」というのも存在するようだ。
  • 構造改革はGDPギャップを拡大するか* : 池田信夫 blog

    2010年03月07日17:26 カテゴリ経済テクニカル 構造改革はGDPギャップを拡大するか* 「需給ギャップ35兆円」をマクロ政策で埋めるという話は一種の都市伝説で、ここ1年余りの日をみても、財政・金融政策の効果はほとんどない。それは輸出の急減などのリアルな需要ショックを政府が埋めることはできないからだ。こういう数量ショックは、基的には相対価格が変化して調整するしかない。金融政策は、その調整を促進する効果はあるが、需要ショックを埋めることはできない。 こういうときよく出てくるのが、「不況で構造改革をして生産性を上げると、供給が増えてGDPギャップが拡大する」という話だが、これはGDPギャップの概念を誤解している。GDPギャップをわかりやすく「需給ギャップ」と呼ぶことが多いが、これは厳密には需要と供給のギャップではない。 内閣府の説明によれば、GDPギャップの定義は(現実のGDP-潜

    構造改革はGDPギャップを拡大するか* : 池田信夫 blog
    Willy
    Willy 2010/03/09
    前提:YとY*は同じ比率で変化する。結論:YとY*の比は変わらない。
  • バブルは別の顔をしてやってくる : 池田信夫 blog

    2010年03月01日10:17 カテゴリ経済 バブルは別の顔をしてやってくる バラマキ派やリフレ派がよくいうせりふに、「不況のときインフレの行き過ぎを心配する必要はないんだから、思い切りばらまけ」という話がある。たしかに中央銀行のコントロールがきくようになったCPIの急激な上昇は、ここ30年ほど起こっていない。しかし資産インフレ=バブルは以前より頻繁に起こるようになった。 80年代後半の日では、「円高不況」を救済するために行なわれた低金利政策で不動産バブルが起きた。2000年代初頭のアメリカでは、ITバブル崩壊後の不況に対してFRBの行なった金融緩和で住宅バブルが起きた。同じころ日銀の行なった量的緩和によって円キャリー取引が起こり、資金がドルに流れ込んで住宅バブルを加速した。いずれの場合もCPIは落ち着いていたので、中央銀行はインフレを警戒しなかった。バブルはつねに人々の予想を裏切り

    バブルは別の顔をしてやってくる : 池田信夫 blog
    Willy
    Willy 2010/03/01
    前提:財政出動。結論:国債バブル。百歩譲るとトートロジーだけど、「国債バブル」の言葉の使い方がおかしいので0点。
  • 勝間和代氏の落第答案 : 池田信夫 blog

    2010年02月17日14:30 カテゴリ経済 勝間和代氏の落第答案 学年末は、憂な季節である。日語にさえなっていない答案を100枚以上、採点する仕事は精神的な拷問だ。それがやっと終わったと思ったら、書が贈られてきた。これは日語になっているだけましだが、内容は残念ながら「不可」である(リンクは張ってない)。間違いをチェックしたら、ほとんど毎ページにあるので、それを添削することはあきらめ、根的な間違いだけ指摘しておこう(以前の記事の繰り返しなので、興味のない人は無視してください)。 書の前半はデフレと無関係な自己啓発の話だが、後半は以前の記事でも紹介した国家戦略室へのプレゼンテーションの解説だ。彼女が延々と力説する「マイルドなインフレが望ましい」という規範的な目標は、日銀も含めて誰も否定していない。問題は、ゼロ金利のもとでインフレを人為的に起こせるかという実証的な問題である。彼

    勝間和代氏の落第答案 : 池田信夫 blog
    Willy
    Willy 2010/02/18
    池田氏は非伝統的金融政策への根本的な理解を欠いている。金融緩和反対派の合理的な最大限の主張は「ゼロ金利のもとでインフレを人為的に起こせるか」ではなく「人為的なインフレがコントローラブルか」であろう。
  • ニューケインジアン・フィリップス曲線 : 池田信夫 blog

    2010年01月31日15:30 カテゴリ経済 ニューケインジアン・フィリップス曲線 アメリカ人の66%が天地創造を信じていると聞いて日人は笑うだろうが、日にも似たような人々は多い。たとえばけさの日経新聞に「量的緩和でもマネー回らず」という記事が出ている。紙では「実体経済への効果はみえず、大量のマネーは短期金融市場にとどまったままだ。昨年12月の全国銀行の貸出残高(月中平均)は4年ぶりに減少に転じた」と書いている。しかし、これを読んでもリフレ派はこう答えるだろう:さて、この処方箋は簡単だ。インフレ期待を起こせばいい。これほど簡単なことはない。日銀行がお金をいっぱい刷り、これからも当分そうしますよ、といえばいい。いままでの日銀による金融緩和は、お金はとりあえず刷るけれどすぐやめますからね、と言い続けていたのでインフレ期待はまったく上がらなかったのだ。「お金を刷る」のは日銀ではなく国立

    ニューケインジアン・フィリップス曲線 : 池田信夫 blog
    Willy
    Willy 2010/02/04
    「厳密に定式化してみよう」と書いた後の式の混乱ぶりはジョークだと信じたい。わざわざ誤った主張を探してきて戦うのも面白い。ただ一つだけ言いたいことがある。「論理の壁は知識では崩せない」
  • 日本経済のトレンドとサイクル : 池田信夫 blog

    2010年01月15日20:03 カテゴリ経済のトレンドとサイクル 渡辺喜美氏にも1冊ぐらい経済学を読んでほしいが、Mankiwの教科書はちょっと無理だと思うので、最新のマクロ経済データをわかりやすく解説した書を紹介しておこう。 書の最大のポイントは、経済を見るとき長期的なトレンドと短期的なサイクルを区別することだ。目先の景気対策を求められる政治家や相場を見ているエコノミストはサイクルに目が行きがちだが、書は両方のバランスをとってデータを分析しているところに特色がある(要約がNIRAのレポートにある)。 下の図の成長期のトレンド[A]は、1990年のバブル崩壊を境にして大きく屈折し、それが2002年ごろまで続いたあと、小泉政権のもとで回復[B]するが、今回の経済危機[C]で一挙に80年代の水準まで落ち込んでいる。著者のまとめによれば、90年代以前の安定成長期にはいわゆるG

    日本経済のトレンドとサイクル : 池田信夫 blog
    Willy
    Willy 2010/01/15
     自分でデータいじったことがないと、こういうデタラメな解釈が可能になるんだね。かわいそうな人だ。
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