全国で一斉休校の措置がとられるなか、卒業式も縮小、短縮されています。 「来賓を呼ばない」「在校生は参加しない」といった参加者絞り込みのほか、「祝電披露(読み上げ)をやめ、代わりにプリントを掲示する」「PTA会長の挨拶をやめ、文書で配布 or メールで配信する」「保護者代表の謝辞をやめる」など、ご挨拶系の省略をよく耳にします。 がっかりする人もいるのかもしれませんが、多くの出席者、特に式の主役である子どもたちにとっては、ありがたいことかもしれません。卒業式は、証書の授与だけでそれなりに時間がかかりますし(児童生徒数が多い学校はかなり長くなります)、この時期の体育館はよく冷えます。「もう少し時間を短くできないものか」と感じてきた人は、大人でも少なくないでしょう。 今年は新型コロナウイルスの影響で縮小されましたが、逆に考えると、なぜこれまで卒業式は短縮できなかったのでしょう。複数の原因があると思