ブックマーク / taimatsu.cocolog-nifty.com (6)

  • 「オタク女子研究」の注目すべき点: 再イオン化

    非難囂々の「オタク女子研究」ですが、いくつか注目すべき点があるのは事実ですね。まずは興味深い指摘になっているところを挙げてみましょうか。 ・萌えと恋愛とは別腹(43ページ) ・30代半ばより下の世代は「モテないこと」「オタク化する自分」に躊躇しない(54ページ) ・女子オタクはコミュニケーション志向が強い(121、123ページ) ・女性がオナニーの話をしないのは、自分のナルシズムを隠したいという羞恥心を持っているため(148ページ) ・BLややおいは女性読者にとって感情移入できないもの。だから楽に語れる(156-157ページ) ・腐女子は関心が妄想に向かっているので、現実の男に欲がない(167ページ) ・腐女子は現実に対応するために様々な顔を使い分ける(213ページ) それから、現在のストレスフルな現在の競争社会を生き抜く「ワザ」として、腐女子的な「楽な」生き方を提言しているところが興味深

    XQO
    XQO 2006/04/23
    正の部分よりも負の部分が先に目立ってしまった事に就いても又語られる事でしょう。
  • 原書房編集の投稿: 再イオン化

    もういい加減「オタク女子研究」について考えるのはやめようかと思っていたんですが、編集の人のこんなコメントを見て、また血圧が上がりましたよ。 http://www.harashobo.co.jp/editor/bbs/mbbs.cgi 第一のツッコミどころは、「皆様の話のネタとなれば」の部分。ネタじゃすまされないんだって! 隠れていたい人を興味位で掘り返すのって、倫理的問題が発生するんだって! 以前も書きましたが、この恐るべき無神経さには、空恐ろしささえ覚えます。 第二のツッコミどころは、「自虐系ギャグ」のところ。ギャグだったの、この?ギャグならばきちんとギャグと書くべきです。それにこの文の背後には、「ギャグなんだから真に受けないでね」という逃げがうかがえます。ですがギャグだからといって、間違ったことを書いていいという免罪符には絶対になりません。間違った情報を載せて、それを「ギャグ」と言

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    XQO 2006/03/26
    作者も色々、編集も色々。
  • 杉浦由美子「オタク女子研究 腐女子思想体系」: 一日一やおい

    正直なところ、もっとも恐れていたことが起こった、という感じです。 テレビなどで「乙女ロード」が取り上げられるようになってから、ずっと懸念していたことがありました。それは、メディアによっておたく女性が白日のもとにさらされ、間違った紹介をされ、好奇の視線にさらされ、結果として女性の表現に大きな障害が生まれるのではないかということです。私は女子じゃないので言える立場にないのかもしれませんが、女性向けコンテンツを大量に摂取し、楽しみ、分析している身。原告適格を認めていただきたいものです。 で、このですが、 「裏をとってる情報が非常に少ない…印象や一般化できない例で語っている」 「2ちゃん情報を鵜呑みにしている」 「そもそも間違いが多すぎる」 「腐女子の多様性を無視し、単純なものとしてカテゴライズしようとしている」 という、重大な問題を抱えています。AmazonとBK1の書評で書いたので、ここでは

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    XQO 2006/03/23
    半分同感します。冷静にツッコむ方が吉だと自身は思っておりますが。
  • 敵が味方になる謎: 再イオン化

    今日はある研究会の会合でした。私は、いわゆる「おたく」の人たちが感じている生きにくさの歴史的/社会的形成過程を発表しました。恋愛主義の確立と、パーソナルコミュニケーションメディアの発達が、おたくの人たちの生きにくさの背景となっているのではないか、という。これはちょっと進捗状況が遅いので、頑張らないと。 で、参加者のIさんから、非常に興味深い話をうかがったのです。少年格闘漫画で文章を書いていらっしゃるのですが、「最強」と「ルール」のお話になったのですね。「あしたのジョー」で、ホセと戦ったジョーは、ルールならざる「男の拳」でホセに挑みました。しかしホセは、ルールに従ってジョーと戦いました。ジョーは片思いだったわけです。一方カーロスとジョーは、ルールは守りませんが、実に楽しそうに戦います。つまり彼らは「拳で語り合って」いるので、二人の想いは互いに通じ合っていることになります。格闘漫画は拳で想

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    XQO 2006/01/29
    『内側』にとっては明快な論理。
  • 再イオン化 : 研究会を開く 「メディアに現れる乙女ロードと、求められる対応」

    3日は第7回の研究会でした。お題は「メディアに現れる乙女ロードと、求められる対応」とでもいいましょうか。昨今のおたくブームを反映してか、乙女ロードもテレビをはじめとする、様々なメディアに露出するようになっています。その多くはちゃんと取材した、事実に基づいたものではありますが、ゲンダイネットのように、いまだに「おたく=気持ち悪いもの」という認識に立ったものもあります。またテレビにおける露出は、日テレ「先端研」、フジ「スタメン」とありますが、いずれもおたく女性たちの激しい反応を呼ぶことになりました。「先端研」では、やおいの製作現場や作家、そしてやおいを受容する「片付けられない女」を取り上げました。「スタメン」では、やおいにのめり込むあまり結婚するつもりがない女性と、やおいにはまるニートの女性が取り上げられていました。いずれも描写は比較的好意的・中立的だったのですが、やおいはある種の社会病理を

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    XQO 2005/12/06
    騙る人ではなく語る人の必要性。
  • 女体化のガールフレンド: 再イオン化

    以前から801板のスレッドで気になっていたのが、「女体化」という現象です。やおい的関係において、受けを女性の身体で描くというものです。たとえば「エヴァ」のシンちゃんを女の子として描いたりとか。私はずっと、腐女子の皆さんの脳の腐りっぷりが極限化したところに、女体化は現れると思っておりました。女体化スレによると、ジャンルの終盤に女体化はよく現れるといいます。ということは、普通のやおい関係では萌えが弱くなってきたために、既存の関係から新しい萌えを見いだすために、女体化という「さらなる抽象化」が行なわれるのではないでしょうか。やおい関係を生み出す妄想力より、一段階強力な妄想力が働いているのではないでしょうか。確かにパロディなどにおいて、受けが「心は男のままで身体だけは女」となるのは、激しくモエルのでありまして。自分の女体性に気づかずに無頓着に胸とかさらしたりして、まわりの方が真っ赤になったりするの

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    XQO 2005/08/10
    『国際おたく大学』「ショタの研究」BY渡辺由美子を参照文献としてお薦めします。
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