Dr. David James Brunner(ハーバード大学ビジネススクール研究員) 当日使用スライド 2009/10/22 週間ダイヤモンド誌に論文「公益資本主義の確立に向けて−株主市場主義・市場万能主義の限界」を掲載するなど、斬新な切り口で、新しい資本主義、企業経営のあり方を提言されている、ハーバード大学ビジネススクールの、デビッド・ブルナーさんをお招きしてお話を伺いました。 公益資本主義の発想 経済学では、公益は個人の自由な行動により自然に達成されるとされており、個人が公益を考えなくても市場原理に任せておけば、最も効率の高い資源分配になるとされている。しかし、現代社会を見ると、少子化、地球温暖化、格差問題など、資本主義と公益が対立する場面も出てきており、見えざる手にゆだねて分配が公平になるとは限らない。 市場原理が成り立たず、分配の不公平が生じるのはなぜか。そもそも分配できるのはお
日本人の間では「日本人は気は長く、中国人は気が短い」という認識があるようで、こういう認識をベースにした話も多いような気がする。しかし自分が中国・台湾・香港・マカオに行って受けた印象、あるいは中国や香港からの留学生や、ビジネスマンと話した感じはまったく逆。どちらかと言えば日本人の方が短気で、中国人の方が気は長い。 特に両者の違いが浮き彫りになるのは、「何故、怒るのか?」という部分。端的に言って、日本人は切れる。ぶっちぎれる。本人の怒りの導火線に火がつくと止まらない。でも、何故怒っているかという部分に関し、よくわからないことが多い。「何で?」と。もちろん切れた本人もわかってないことがある。とにかく切れている。そこに意図がない。制御できない怒りの発露と言えば聞こえがいいけども、要するに暴走。 一方、中国人が怒っている場合、その目的は結構わかりやすい。これまた端的に言うと、「怒ることでメリットがあ
【ポスドク問題】 Numbers of young scientists declining in Japan – Nature News “Government policies are hampering the country’s next generation of research leaders, advisory body says.” もう見たまんまです。詳しくはリンク先の本文及びこの後に続く日本語訳をお読み頂きたいのですが、端的に言えば 過去30年間で大学教員全体の人数は50000人から63000人に増えたが、35歳以下の若手教員の人数は10000人から6800人へと大幅に(30%以上)減った 40歳以下の大学教員数が減り続ける一方で、45歳以上の人数は増え続けている。また65歳以上の人数も増え続けている。 同時期に日本のサイエンスの生産性が低下していることを関連付ける
「ウェブリブログ」は 2023年1月31日 をもちましてサービス提供を終了いたしました。 2004年3月のサービス開始より19年近くもの間、沢山の皆さまにご愛用いただきましたことを心よりお礼申し上げます。今後とも、BIGLOBEをご愛顧賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。 ※引っ越し先ブログへのリダイレクトサービスは2024年1月31日で終了いたしました。 BIGLOBEのサービス一覧
のっけから刺激的なテーマで申し訳ない。おそらく、失敗してない、成功だったと主張したい連中も多いだろうが、創立者三名のうち、死亡一名、退団一名、追放一名などという組織が成功なわけないだろう。創立13年で四分五裂した黄金の夜明け団、その原因がどこにあったのか、それをよく考えておかないと、後に続く者たちも同様の憂き目を見ることは必至である。 エリック・ハウにせよ、フランシス・キングにせよ、GD失敗の最大原因はウェストコットのSDA捏造にあると考えている。すなわちGDは砂上楼閣だったのであり、秘密の首領なんぞは存在しなかった。その嘘がばれたときにGDはおしゃかになったという説だ。マサースの奇矯、ホロス事件と不幸な要因が重なったのも大きい。 それも原因にはちがいないが、それ以上に考察しておくべき要素がある。すなわち、団自体の方向性という問題である。 具体的にいえば、GDは学校なのかクラブなのか
自分たちの業界だと「やる気」や「正義感」みたいな言葉であったり、あるいは生産の現場だと「現場力」だとか仕事の丁寧さ、といった言葉になるんだろうけれど、世の中のあちこちには、「軍人の武徳」に連なる何かというものがどこにでもあって、今はこれが失われたことになっている。 武徳は「あると便利なもの」 武徳を備えた軍隊は、恐ろしく強力になる。命がけで相手に立ち向かっていくし、容易なことでは戦線を崩さない。国のため、目的のため、武徳を備えた軍人は、それこそ死ぬ気で働いてくれる。 軍隊は、軍人は、武徳を備えていることがもちろん望ましいし、普段から武徳を発揮できるような訓練を受けるのだけれど、クラウゼヴィッツは、「武徳はあると便利だが、将軍は、兵士に武徳を求めてはいけない」と説いていた。武徳を備えた軍隊が勝った事例はもちろんたくさんあるのだけれど、武徳を持たない軍隊が、グダグダしながらも、それでも勝った事
「ひろゆき」みたいな人間が増えていくと,人類は滅亡する!――川上量生氏との対談企画「ゲーマーはもっと経営者を目指すべき!」年末特別号 副編集長:TAITAI ←12 ロジックが人類の行く末を決めていく 4Gamer: その意味でいうと,最近,インターネット上で人気の記事ジャンルの一つに,「ライフハック」と呼ばれるものがあるじゃないですか。例えば,就活マニュアルみたいなものだとか。全部が全部そうだとは言わないんですけれど,ああいう物を見ていると,なんというか,なんとも言えない気持ちになることが少なくないんです。 川上氏: だからね。繰り返しになるけど,ああいうのは「判断を外部に委ねちゃっている」んですよ。もう,ネットが全然「外部記憶装置」じゃなくて,「外部に考えてもらっている」状態なんですよね。CPUとか,プログラムの一部を外部に任せちゃってるんですよ。それってもう,ミトコンドリアみたいな「
全国私立大学付属・併設中学校高等学校教育研究集会という長い名前の集まりに呼ばれて一席演じる。 教授会がある時間帯なので、ほんとうは断るべき学外バイトであるのだが、なにしろお相手が全国の中高名門校の先生方である。 大学案内をかかえて「あの〜、進路指導の先生にお会いしたいんですけど〜」と腰を低くして職員室にうかがっても、「あ、そのへんに資料だけ置いて帰っていいです」というような扱いを受けてきた身としては、「まとめて営業」できる機会というのはこちらからお鳥目を差し出しても伺いたいところである。 研究集会のテーマは「教育の不易と流行-多様化する社会における一貫教育の役割」というものである。 ちょうど『街場の教育論』が出たところなので、「学校教育は惰性の強い制度であり、社会の変化に即応すべきではない。変化しないことこそが教育の社会的機能なのである」という持論を述べる。 直前の教務委員会で来年度の学年
2011年10月21日17:00 ちょっと俺の「人類衰退論」について聞いていかねぇか? 1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/10/18(火) 17:57:12.76 ID:E6hUi5lD0 まあ、衰退の美学みたいなものを知ってほしい 7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/10/18(火) 17:58:47.64 ID:E6hUi5lD0 えーっと、今の人類が約70億 毎年約1億弱ずつ増えてて2050年には100億いくと言われてるわな 9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/10/18(火) 17:59:20.35 ID:vfVpQD2s0 んでんで 13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/10/18(火) 18:00:19
過去ブログから残しておきたい文章を移行しています。哲学的なエントリー一覧はこちら。 ———————– 自分なりに勝手に定義してみた。 富裕層 一定の富を築いて、裕福に暮らす人々 浮遊層 根を張らずに流離いながら暮らす人々 言わずもがな、自分は浮遊層の人間である。富裕層なんて目指すわけもない。 以前、「安定」とは何か?という日記で同じような内容を書いたが、どこにも根を張らずに、空中を漂いながら営む生活ってのは、世間一般的に見れば不安定な人生と捉えられがち。 だが、自分自身の軸さえブレなければ、これほど安定している生活はないと考える。 なぜならば、外部要因、いわゆる環境に左右されないから。 「安定」という言葉の意味を2つにカテゴライズするならば、ひとつは自分自身の安定、もうひとつは外部環境の安定だと考える。 外部環境とは、財産だったり地位だったり、富裕層が保有するものが多く当てはまるかと。 昨
今晩のNHK山梨はとても示唆的であった: Yahoo!テレビ - まるごと山梨: "リポート・ワイン王国復活への挑戦"山梨県は甲府ワインの品質向上を目指し、南アフリカから専門家を招聘した。この専門家は、生食用ブドウと同じやり方でワイン用ブドウを作っている限り、甲州ワインの将来はないと喝破する。 この専門家とは南アフリカの大学の先生。なんでもワインの権威だとのこと。彼の指摘: 日本のワインの味が平凡なのは醸造技術のせいではない。ブドウの品質が悪い。 生食用のブドウを使っているのが原因。ワイン用にはもっと小粒で渋いブドウでないと味に深みが出ない。 また「藤棚」式ブドウ栽培方法もよくない。ブドウと葉っぱにまんべんなく日光が当たるように「生垣式」ブドウ栽培に替えるべきだ。 日本の生食用ブドウとワイン用ブドウは、根本的に違うものなのだ。それを理解しなければならない。 ところが、この指摘を受けた農園主
■編集元:ニュース速報板より「マクドナルド「会社を成果主義にしたらベテランが若手に仕事のノウハウを教えなくなったでござる。」」 1 名無しさん@涙目です。(青森県) :2011/09/25(日) 11:05:31.86 ID:oSeLuw/i0 ?PLT(12004) ポイント特典 日本マクドナルドが定年制を復活 「成果主義」思惑はずれ若手育たず 日本マクドナルドは2012年1月から、60歳定年制を復活する。同社は年功序列の人事・賃金制度の廃止など、成果主義の人事体系を目指しており、その一環として06年に定年制を廃止していた。いったん定年制を廃止したものの、復活するケースは非常にめずらしいという。 ・定年制の廃止「時期尚早だった」 日本マクドナルドの正社員は約3400人で、現在の平均年齢は35.5歳。今回、定年制の復活と同時に65歳までの再雇用制度を導入。高年齢者雇用安定法に対応
そんなわけで、バブル真っ只中のシンガポールでありますが、日本では法人税や所得税が上がるってことで、利益の出ている法人さんがシンガポールや香港に本社を移そうという流れが加速しているようでありますね。 利益の出る部門が日本から去ってしまったら、利益の出ない残された部門や社員や国民はどうなってしまうのか、という気持ちもないではありませんが、日本を脱出して来た人たちや会社さんがたって、すでに一儲け終わった産業に従事してる人たちばっかりなんですよね。もともと日本に再投資しようと思っている人たちではない以上、別に日本を出たからといって日本経済にマイナスになるわけでもなく、出たければ出ればいいんじゃないかとしか思わないような連中ばっかりであります。自分を含め。 とりあえず、生産部門を東南アジアに移そうぜ、コンテンツ関連も投資のHQはシンガポールに置いておこうぜ的な流れが顕著なんですが、出られる部門はもう
東京財団上席研究員 筒井 清忠 東日本大震災の復興では政治家によるリーダーシップのあり方に加えて、復興対策を進める組織づくりが論点となっています。その多くが関東大震災の震災復興に着目し、第2次山本権兵衛内閣の内務大臣だった後藤新平が復興対策のリーダーシップを振るい、後藤の主導によって創設された「復興院」によって東京の復興対策が進んだと強調しています。さらに、今国会で成立した復興基本法では、復興院を参考にして「復興庁」の新設も決まりました。 しかし、筒井清忠上席研究員は関東大震災後の政治状況と後藤の動向を詳しく分析し、当時の政局の関心は震災復興よりも普通選挙実施や新党結成にあったこと、内閣の中心的な存在だった後藤が新党結成に失敗して政治的な影響力を失ったこと、その結果として復興院が短命に終わったことなどを考察する論考をまとめました。 東日本大震災の後、後藤新平と復興院の名が称揚されることが多
ども。暑さ対策はお昼寝。シートンです。 この異様なまでの暑さの中、さらに熱くなっているのがスポーツ報道。その中でも女子サッカーW杯についての報道が過熱してますね。 「なでしこジャパン」。 しかしですね。連日の「強いぞ!なでしこジャパン」報道にいい加減、ウンザリしてきました。本当に皆サッカー、それも女子サッカーに興味あるんですかね? 私、以前こんなエントリーを上げました。 それに、言いたかないけど、本当はみんなソフトボールに興味ないだろ?本当に興味があるのは「金メダルを取った」ソフトボール、であって、より正確に言えば「日本が世界一になった(と表明出来る)競技」だからだよね?野球、オリンピックだけじゃなくWBCもだったが、にしても事情は同じでしょ。 野球やソフトボールやその選手達を貶めるつもりは無いんだよ。むしろ逆。競技として、そしてアスリートとしての野球もソフトボールもとても魅力的だとは思う
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