Bill Viola, Sweet Light, 1977
2007年06月27日 04:27 功利主義① 安藤馨(2007)『統治と功利:功利主義リベラリズムの擁護』勁草書房 いやー、隅から隅まであまねく論証しなければ気が済まないといった感じのこの畝々した文章はまさしく修士論文ベース。最初頭が痛かったけどだんだん慣れてきた。寝る前に読んでるだけだと一ヶ月はかかりそうなので3章まで読んだところで小括。 全体としては、統治理論としての功利主義の構想をもくろむもの。 第一部(功利主義の諸形態と具体像及びその内在的批判)では、個人−制度、行為功利主義−規則功利主義、事実主義−蓋然主義、帰結主義−非帰結主義、直接帰結主義−間接帰結主義、歴史主義−時点主義、現実主義−可能主義、などの二項対立についての考察を通じて、現実主義的時点主義的蓋然主義的行為帰結主義の原理的な説得性と実践的な優位性を論証し、彼が擁護しようとする功利主義に内実を与える(功利主義内でのトー
論文全文 ルイス・キャロルのパラドックスから何を学びうるか What Can We Learn from Lewis Carroll's Paradox? 伊佐敷 隆弘 Abstract Lewis Carroll created an interesting paradox about logic in his paper titled "What the Tortoise said to Achilles." This paradox raises the following question: Where can we get the meaning of the principle of inference? (The principle of inference is "If p⊃q and p are true, you can assert q.") By inve
【正論】集団自決と検定 高崎経済大学教授・八木秀次 教科書検定は学習指導要領や教科書検定基準などすべて法令に基づいて行われている。数を頼んだ政治運動によって、法令に基づいた検定結果が捻(ね)じ曲げられるのであれば、教育基本法の趣旨に大きく背馳(はいち)する。昨年12月に改正された教育基本法は「教育は、不当な支配に服することなく、この法律及び他の法律の定めるところにより行われるべきもの」(第16条第1項前段)と規定している。教育が、教育行政を含めてすべて法令に基づいて行われるべきものであるという法治国家として当然のことを規定したものだが、政府が教科書会社の自主訂正を容認する形であれ、事実上、検定意見を撤回するのであれば、明らかにこの規定に反する。政府が率先して法令を無視する形で「政治決着」をするのであれば、教職員に法令遵守(じゅんしゅ)を求めた教育基本法同条はもはや死文と化し、教育界を再び無
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