キム・ギドク (金 基德、김기덕、1960年12月20日 - 2020年12月11日) は、韓国の映画監督、脚本家、映画プロデューサー。 なお、『大怪獣ヨンガリ』(1967年)などで知られる映画監督のキム・ギドク(朝鮮語版)とは同姓同名の別人である。 経歴[編集] 慶尚北道奉化郡生まれ[3]。17歳から工場で働き始め、20歳で海兵隊に志願。5年間を軍隊で過ごし、周囲から軍人体質と言われるほど軍隊生活に適応していた。1990年、絵画の勉強のためにフランスへ渡った[4]。パリで観たジョナサン・デミの『羊たちの沈黙』(1991年)やレオス・カラックスの『ポンヌフの恋人』(1991年)に感銘を受け、映像表現を志すようになり[4]、帰国後、脚本の執筆に没頭する。1996年、低予算映画『鰐〜ワニ〜』で映画監督としてデビューした。 2000年の『魚と寝る女』と2001年の『受取人不明』がヴェネツィア国際