巨人・鈴木尚広外野手(38)が、今季限りでの現役引退を決意したことが12日、分かった。数多くのけがに泣かされながらトレーニングを重ね、通算228盗塁で、盗塁成功率が200盗塁以上の選手で歴代トップに立つなど、球界屈指の走塁のスペシャリストに成長。プロ20年目を終えて大きな決断を下したが、スポーツ報知に悩み抜いた胸の内を独占激白した。 【写真】バント練習のグラウンドに鈴木尚広が描いた笑顔 勝負師らしい、決断だった。尚広が20年間身に着けた巨人のユニホームを脱ぐ。 「今年1年、自分の引き際を考えるようになった。もちろん、試合が始まれば頭にはないけど、それ以外では引退の2文字が頭に出てくるようになった。そういう気持ちではプロとしてはダメだと思った」 結果的には、10日のDeNAとのCS第1S(東京D)の第3戦、同点の9回無死一塁で代走で出場し、けん制死したのが最後のプレーとなった。 「この