会見するJR東海の山田社長(中央)=18日午前、名古屋市中村区、細川卓撮影 リニア中央新幹線の各駅の詳細な位置やルートが18日、発表された。名古屋市のJR東海本社で会見した山田佳臣社長は「環境への影響は十分に小さいものにとどまる」と自信を見せた。国鉄時代の基本計画決定から40年。次世代新幹線は来年度着工に向け大きく前進する。 「様々な専門家に力を借り、客観的な検証にたえられると自信を持っております」。会見の冒頭で山田社長は、約2年を費やした環境影響評価(アセスメント)準備書の結果に胸を張った。 アセス準備書には、東京都ターミナル駅から名古屋市ターミナル駅までの沿線の騒音や振動、動植物への影響などについての調査結果を盛り込んだ。山田社長は「様々な調査をし、影響が無い、十分に小さいものにとどまる」と結論づけた。 建設工事による自然破壊が問題視されていることについて、会見に同席した宇野護