児童虐待防止法に基づき、虐待による死亡事例等の検証を「社会保障審議会児童部会児童虐待等要保護事例の検証に関する専門委員会」で実施。この度第9次報告を公表。 対象は平成23年4月1日から平成24年3月31日までの子どもの虐待死事例。 (1)対象期間に発生又は表面化した 心中以外の虐待死事例は 56例(58人) (22年度:45例(51人)) 心中による虐待死事例は 29例(41人) (22年度:37例(47人)) (2)心中以外の虐待死事例で死亡した子どもの年齢は、0歳が25人(43.1%)と最も多く、3歳未満が39人と約7割を占めている。 (3)地方公共団体と国への提言のうち主なものは、 ・養育支援を必要とする家庭の妊娠期・出産後早期からの把握及び支援のための保健機関(母子保健担当部署)の質の向上と体制整備 ・児童相談所と市町村における専門性の確保と体制整備 ・要保護児童対策地域協議会の