2016年は金本チルドレンとして高い身体能力を買われて1軍デビューした阪神・横田。将来を期待されたが、昨年2月に脳腫瘍と診断された。今年は育成選手からの復活を目指す 【写真は共同】 ちょっと大人びたかな。 それが昨秋、8カ月ぶりに会った阪神・横田慎太郎の印象である。こちらの見る目が以前と違うのかもしれないが、それを差し引いても、と思った。単に時間を経たからではないだろう。明るく無邪気に駆け回っていた若者を大人にしたのは、いったいどれほどの試練だったのか。 2013年ドラフト2位で鹿児島実から阪神に入団。ずば抜けた身体能力に加え、1年目の8月にウエスタン・リーグ11年ぶりとなる1試合3本塁打を記録するなど和製大砲と期待された。その横田が『脳腫瘍』と診断されたのは、プロ4年目の昨年2月。今思えば球団の心配りだったとわかるものの、当時は体調不良で沖縄の1軍キャンプを離脱したという以外に何の情報も
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