NASAの宇宙飛行士として数々のミッションをこなしたこともあるDiaz氏は現在、宇宙空間での輸送におけるディーゼルエンジンと同氏が表現する、比推力(推進剤の質量流量に対する推力の大きさ)の高いエンジンを開発する企業のトップとして采配を振るっている。 同氏が立ち上げたAd Astraはサステナブル(持続可能)な輸送機関の実現という野望も有しており、同氏の母国であるコスタリカ向けに水素燃料電池のインフラや自動車も開発した。 Diaz氏はさまざまな話題に及んだ今回のインタビューの中で、宇宙競争の状況やサステナビリティー(持続可能性)、リーダーシップに関する考えを語ってくれた。 ロケットエンジンの開発には長い時間がかかる Diaz氏が2005年にAd Astraを設立したきっかけは、NASAの組織再編により同氏が所属していた研究部門の重要度が下がったことにあり、スピンオフする形で民間組織を立ち上げ
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